ハックルの作品情報・感想・評価

「ハックル」に投稿された感想・評価

奇想天外。こんな映画初めて見たよ。ぞわぞわして不思議な世界。やるなあハンガリー。大好き。
agira

agiraの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

田舎暮らし、淡々とした日常、生態系、静かなサスペンス、死体、戦闘機…こういうのをロハス(死語?)って言うんですよね…知らんけど。
ハンガリーの村で起こった実際の事件を基にしているらしい。前知識なしでみたが、正直何がなんだがよくわからないまま終わった。また、退屈すぎたのでもう一回観て理解を深めようとも思わなかった。
りま

りまの感想・評価

3.7
Film studies の一貫として鑑賞

生活をみせる系映画
パターソンみたいなぬるっとゆるっとした感じわりとわたしは苦手なんですけど、これは割といける
というのもこれセリフがないんですよ
だから生活音を聴いてリズムを感じる映画
3
生活の音・生きる音って綺麗やと再確認できた。
歩く音。作る音。食べる音。喋る音。
異質な音がシャックリ?ってことなんかな、
それか言葉の始まり?
そう思いながら見てた。
画面の切り替え方すき。
DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

2.5
セリフもナレーションもないから深読みしすぎて観てて疲れた。
のどかな田舎の村って言う皮を被せる為に差し入れられた意味の無い映像が多すぎて結末に対して退屈に感じる。
しゃっくりの音も聞きすぎてこっちまで出そうになった。
おじいちゃんのほのぼのしゃっくり映画かと思ったら違った。脈絡のないようでキマったカットの連続(撮るの大変だったろうな)、そしてしゃっくりや生活音に呼応するような編集。映像的にも目を奪われるし、話がわかってきてからがすこぶる面白い。
新作が良い雰囲気だったから東京国際映画祭で見ようと思ったパールフィ・ジョルジというこの監督、過去の作品も気になって見てみたけど、これも実に自分好みの作品だった。

新藤兼人の裸の島の如く台詞を排して(台詞が聞こえて然るべき場所でも人物の声を除く徹底ぶり)田舎の風景を描く挑戦的な姿勢は、それだけで監督の映画観に共感と好感を覚えて堪らないものだった。

しかも描写を淡々と見せるだけでなく、時折ブレッソン的でリズミカルなカットと編集を挿入したり、どうやって撮ったのか不思議に思うモグラやナマズのシーンを映したりして、それが結構さりげないものだから度肝を抜くことも屡だった。

あと稀に単なる風景の映像と思わせてフィルムへと移行させたり、食事風景からレントゲン映像に変化させたりみたいな遊びの表現も面白くて凄い。

この挑戦的かつ実験的で面白い作品を手掛けた才能は賞賛せざるを得ず(実際多数の映画祭で受賞を果たしている)、自分の心も一気に掴まれてしまったが、こんな監督の新作に反応してチケットを確保した自分の勘を自分で少し褒めたくなった。
おじいちゃんのひゃっくり(ひゃっくり?しゃっくり?)に合わせて、世界が美しい音を奏でだす。

人が弾く音。動物が営む音。草木が話す音。

おいしいと楽しいがたっぷり詰まった目眩く世界で、黒い魔女が、動き出す。

此処は、美しいけれどとても残酷だ。

今日もおじいちゃんのひゃっくりが、この村のネジを巻く。
哀しみの涙は喜びの雨。全部洗い流してまた、ふりだし。
じいさまの“しゃっくり”が刻む時。ひねくれ具合と革命的な映像技術がみせる2Kアート感に、音響派の耳に聞かせる、村に生きるものの大ノイズセッション。しゃっくりと宇宙、虫と宇宙、ミシンと宇宙。車輪の音が聞こえたら、いつか雨降るそんな繋がり。人間は一人の時には喋らないというクールな着眼と覚醒のちょっと夢心地。
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