1962年製作公開。原作林芙美子。脚色井出俊郎、田中澄江。監督成瀬巳喜男。
林芙美子の小説は読んだことはないが、彼女が亡くなった際の川端康成の弔辞がとんでもないもので、それで彼女の生きざまが分かる…
林芙美子に水木洋子の要素を足したのが「浮雲」のゆき子なのだと思う。ゆき子と同様にひもじく、男運の悪かった林が社会的成功を収めるに至ったのは、ひとえに彼女の文才やタフさだけでなく、大正という時代の空気…
>>続きを読む女性にこそ観てほしい映画。明治生まれでこんなに気風のいい女性がいたことに驚く。
ただ貧乏と男運のなさ(かなり本人の責任だが)が主に描かれ、林芙美子も常連だったという南天堂書店に集っていたアナーキス…
思ったより面白かった。
成瀬巳喜男監督らしく、DV男に容赦ないw
林芙美子、自身もちょっとだらしないなって感じだけど、男運がないからこそ大作家になれたのかもしれない。
高峰秀子の不貞腐れた演技が素晴…
林芙美子による独特な言い回しが妙にクセになるし、高峰秀子さんの落ちぶれている演技がすばらしい。また、宝田明さんのクソ男ぶりも本当にムカつくから上手かった。
白黒映画を観る機会も少ないのだが、若い人に…
見るだけ人生の無駄
親への仕送りで3円でも5円でもって手紙送られてきて同じ下宿の好意を抱いてる男に10円も出してもらってんのにひでぇ女だな
その直後に出たイケメンにはまあ猫なで声で実に楽しそうに会…
2025.1.2
NHKBSはこーゆー素晴らしい昭和の作品を度々放送してくれるので嬉しいです。
この作品で林芙美子や放浪記を嗜むことができました。昭和の女性文豪は豪快というか、ほぼ朝ドラ主人公ですよ…