天国への階段の作品情報・感想・評価・動画配信

「天国への階段」に投稿された感想・評価

「死ぬまでに観たい映画1001本」

当時は実験的で、革新的な映画だったようだが良く理解出来なかった。

ヨーロッパの人は理解できるのかも。
『黒水仙』(1946)、『赤い靴』(1948)と同じパウエル&プレスバーガーのW監督作。英国空軍将校が敵機に爆撃され、通信員の女性と交信しながら不時着する。

こちらは本来死ぬべき運命にあったのが天使の間違いで臨死体験の生死の境を彷徨う中、天使に誘われて天国への階段を昇って行こうとするが…。

現実が総天然色カラー、天国がモノクロームと使い分けられ、天界へと登る階段がエスカレーターという奇抜さ、天国の美術的、幻想的な美しさに驚かされる。

若い頃から髭が似合うD・ニーブン、キム・ハンター、、レイモンド・マッセイにリチャード・アッテンボローも端役で出演してます。
pier

pierの感想・評価

3.4
もっとコメディタッチなのかと思い込んでいたから意表を突かれた。
天国へのエスカレーターが新鮮。
陪審員は、やはり過去より未来を見据える事ができる者であるべき。
umihayato

umihayatoの感想・評価

5.0
キリスト教では、死後に最後の審判が下るとされている。
その法廷はもしかしたら、死んでいった偉人たちによって運営されているのかもしれない。

神は正しいかもしれない
偉人は偉いかもしれない

では、天国や神の正義は、アップデートできているのか
人間は時代や社会とともに生きていて
正義というものもそれとともに移り変わる
主人公は、勧められる過去の偉人達からの弁護を「彼らに今僕が生きている時代が果たして理解できるだろうか?」と拒否する。
「170年前の過去に固執する者よりも、170年後の未来を考える者に陪審員を」
ともこの映画は言う。
それは死後の世界だけでなく、現在にも通用する普遍のメッセージだと思った。

過去は良くも悪くも反省することに意味があるし、過去の遺恨に固執せずに人権を考えることこそ、未来というものに一歩近づくのではないか。
過去の偉人たちを尊敬するからこそ、つまらぬ固執は捨てるべきだろうし
一方向の遺恨で未来が制限されることのないよう注意するべきだと思う

アメリカのアメリカによるアメリカの為の感は少々否めない映画ではあるが(笑
kanekone

kanekoneの感想・評価

3.5
作られた年を考えるとカラー場面の美しさはすごい。あの世で裁判沙汰になるのは面白いが、肝心の裁判がさほどなのは残念。最後に愛は勝つというお話。
lemmon

lemmonの感想・評価

3.4
戦争により、命を落とす運命にあったはずのパイロットの物語。

天国の入り口で多国籍の兵士がわんさか溢れ、そこでは争わない皮肉。
どうして天に召されなかったのかと天国で陪審員制度の裁判にまでなる可笑しみ。
自分たち人種は素晴らしいと吐くアメリカ🤥

メッセージ性も強く出しているのだろうが、テクニカラーとモノクロの使い分けに、一時停止を駆使した演出など、狙いか偶然か、勝手に自分が思い込んでるだけなのか、テクニック面への注目が、観ている最中はストーリーの説教臭さを薄めてくれているように思った。
結果的にバランスがとれて、あまり深く考えず楽しめる作品にもなっている(終わると考えちゃったけど)。


天国と現実の狭間をファンタジーに描く、、、はずが、天国シーンも冷静に見ると目新しいさのないつまらない現実世界と似たものに留まっていた。天国をモノクロにしたから、しゃーないし、これまた狙いなのかも。

クライマックス、キムハンターの決断に驚き、そーきたか!と思いドキドキしたが、すぐ戻って、やっぱそーだよね、となり肩透かしではあったかな😅


映像は素敵だったなあ。「黒水仙」「赤い靴」観なきゃ!
キャスリーンバイロンは「黒水仙」のルース役が強烈過ぎて、ここでも何かやらかすのかな?と注目してしまった。なんでもない役だった😑。
こ、この主役のおっさん見たことあると思ったら ウディ・アレンの出てる007のパロディに出てたボンドさんやん!!

奇跡の生還を果たした空軍パイロットのおっさんの脳内再生ムービー

イギリス人ユーモア抜群のアメリカ褒め殺し裁判は爆笑必至😂

めっちゃオモロかった!!
設定はめっちゃ面白くて
前半の盛り上がりはヤバかったけど
後半失速してきて
メインの裁判のシーンは
あんまり意味分からんかった
でも、見せ方は良くて
カラーとモノクロの使い方とか
天国の階段の表現とか
面白かった
めっちゃ惜しい作品やな〜
裁判だけが惜しい〜
dude

dudeの感想・評価

3.7
初パウエル&プレスバーガー。あの世は別の銀河にあってコロッセオみたいなのが建ってる、そこまではバカ長いエスカレーターで行くって絵面本気か。あの世からの使者が現れると時間が止まるんだが、おっさん達が停止したヒロイン囲んで「涙だ!欲しい」とか言ってるとこ笑った。医者のバイク事故のとこもかっこいい、後の展開のためとはいえ流石に不条理。法廷シーンのことはよく覚えてないがヘンテコな映画で楽しんだ。

このレビューはネタバレを含みます

ああ天国への階段って、エスカレーターだったんだな(笑)

1945年5月2日に死ぬはずだった英国空軍爆撃機部隊所属のピーター・D・カーター少佐(詩人でもある)。
天国の使者71号の不手際で現世に留まったまま...つまり生きている!

なぜ自分が生きているのか分からないピーターは、パラシュート無しで飛び降りる直前まで会話していた米国軍のジューンと偶然に再会し、二人は愛し合うようになる。

オニオンフライの匂いと共に現れた天国の使者71号から事情を聞かされたピーターは、ジューンと一緒に居たいと主張し、何とか方法はないかと尋ね求める。

かくして、ピーターの"現世における期間延長と再考"の訴えは、天国の法廷へと持ち込まれる。

検察官は、アメリカ独立戦争の時に英国人に撃たれて死んだ米国人第1号のエイブラハム・ファーラン(故人)。
ピーターの弁護人は、フランク・リーブ医師(故人)。
そして証人は、ピーターの戦友ボブ・トラブジョー(故人)。
「ジューンの涙」Over rose petals.が証拠。

ジューンの真実の愛が実証されて、はい🙋勝訴(*’ω’ノノ゙☆パチパチ...

奇抜な着想とストーリー展開と撮影の遊び心が楽しい。
現世は色鮮やかで、天国はモノクロ。
モノクロから徐々に色がついていく、現世の時間が止まる、ドアをすり抜ける。

天国の法廷の場面。
裁判を見ているのは、人類史が始まって以来の紛争や戦争で犠牲になったおびただしい数の人々の集団な訳だけど、その全体像をグーっと引きで見ると一つの銀河系を形成していると分かる瞬間にゾッとした。
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