このレビューはネタバレを含みます
一頭のロバが死んでゆく。
手と手が語る人間と動物の人生は、暴力と憎悪と愛情で満たされ、しかしその眼差しには救えきれない孤独が見える。アンヌの瞳は全てを見透かすようだが、まだ少女の涙を流す余地があった…
【再鑑賞】
「手」と「扉」の映画。
登場人物たちが何かを手に取るたび、扉を開閉して内と外を出入りするたび、信じられないほどの緊張感が画面を支配します。
厳格にショットを切断するブレッソンの手つき…
「バルタザールどこへ行く」は、【メルヴィルvsブレッソン】映画監督のおすすめ10作品を紹介に選んだひとつ。
レビューはこちら↓
https://narcos.hatenablog.com/entr…
主人公がロバ、傷つきながら成長すつ少女の心。荒んだ若者や、虚無的なホームレス、合理主義に囚われた男、さまざまなキャラクターをロバを中心として描いていく。ロバ視点にあそこまで情念がこもる、こもっている…
>>続きを読む『イーオー』に備え、積んでいたBlu-rayを視聴。
人間の傲慢さについての反省しかできない、全く救いの無い話だった。
出てくる登場人物が悉く酷い人間で、寧ろこれを反面教師に自分の人間的な部分、…