このレビューはネタバレを含みます
『トリコロール/赤の愛』を観ている間は、静かな映画だと感じていた。
けれど、思い返すとすべてが緻密に結びついていたことに気づかされる。
冒頭、電話回線を追うカメラワーク。
見えない回路の中を滑って…
評価がとても高い作品だと知っていたから、正直かなり構えて観た。でも初見では、物語の意図や構造をうまく掴みきれず、「理解できた」とは言い難かった。
若い大学生の女性と、盗聴をする退官判事の交流。設定…
イレーヌ・ジャコブという女優が綺麗。
何回かスカートや脚の絶妙なアングルがあって、思わず見入ってしまった(笑)。
盗聴癖のある老人と彼女とのやりとりが主な内容だが、面白かったなあ。
犬を連れて帰る…
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「パンでも届けてやるか 偽善的だ」
「人助けのためよ」
「なぜ犬を拾った?」
「車でひいたからよ ケガしてたわ」
「見捨てたら犬にたたられると思ったんだろ 誰のために助けた?」
この前後の会話もそ…
“流転する博愛”
パンを齧り、平等に愛す国フランス。虚無、喪失、復讐、自由、平等、博愛…ついにトリコロール最終部。”健全な愛(博愛)からの自由=赤”を持つヴァランテーヌは、犬をも愛し、赤の他人にも叱…
「偶然」と「他者」をめぐる、キエシロフスキ最後の到達点。
モデルのヴァランティーヌと、隣人の元判事ケルの関係は、恋愛と呼ぶにはあまりに静かで、しかし運命と呼ぶにはあまりに繊細だ。
二人の人生は交わら…
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