
暗喩(metaphor)と言ったときに、一般的に思い描かれているのは、実は記号(signal)や直喩(simile)であり、叙事性と叙情性についても、それが優れた作品であるほどに、どこかで転倒する現…
>>続きを読む神(ジェルソミーナ)を捨てた人間(暴力、強欲、淫欲=ザンパノ)は暗闇の中、救われない孤独に泣くしかないのだ。
黒澤作品「乱」で盲目(暗闇)の鶴丸の手から経典(仏)が落ちていく、あのシーンと似た意味…
ザンパノとジェルソミーナ最高のキャラクターだ。
とんでもない映画だよ。
人生を一緒に生きるって簡単にはいうけど、きっと各々の人生がしっかりあって、自分の思い通りに行くかはわからない。
行くことなんて…
ジェルソミーナが映画とマッチしすぎていた。「8½ 」の次に「道」を観たら、いい意味でシンプルかつ単純な物語で観やすかった。プライドの高さが故に孤独になったしまったザンパノが惨めで悲しい人間に感じた…
>>続きを読むすぐに暴力に走り、酒や女に溺れるシーンが多いザンパノには少し軽蔑もしてしまうが、他人の人生を背負う覚悟や、罪を請け負う覚悟から逃れてしまうザンパノの姿は人間らしさそのもので、前述の行動も含めて共感に…
>>続きを読むフェリーニの映画は小説を読んだみたいな感覚になる。最初の90%以上が最後の5~10%のクライマックスの為の準備みたいな。大部分が一見つまらなさそうな内容でも不思議と惹き込まれて集中力が切れないし、最…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
イタリアブームなのでフェリーニを観てみました。作品は有名なこちらを。
いいシーンの連続でした。名作。
映画的な部分はそんなにでした。しかし、奥行きだったり、全く意識していないわけではないことがわ…