今村昌平映画における図太い生き様を見せる人々はここにもたくさん。この時代を生きるには良い子良い子だけじゃ生きていけないのよ…。
魔窟横須賀から一歩踏み出す場所が川崎という流れ、そんな距離さえ人生を賭…
どう撮ったか、
おぉーという長回しワンカットがいくつか
続き、期待値も上がる。
敗戦後の庶民の生活の過酷さや
拝米メンタリティがうかがえる辺りも
興味深い。
ただ、どうしても長門裕之はじめ、
あ…
アメリカ兵で賑わう横須賀のどぶ板通りでキンタは売春商売の客引きなどをしていたが、商売の差し押さえをくらい、やがて尊敬している親分の助言通り、豚の飼育で生計を立て始めるが……って話。
長門裕之若すぎ…
もう60年も前の映画なのだね〰
今の日本映画と同じ日本映画の括りにするにはあまりにも違い過ぎる。
ここで描かれる社会の匂いは、今、同じ国とは思い難い。
鬼才今村昌平監督の初期作(監督デビューから…
世界最大の米軍基地横須賀の豚の餌となる残飯利権に絡むやくざの内部抗争に、長門裕之が反旗を翻し機関銃を乱射、次々と米兵歓楽街のネオンを破壊、最後に豚を街に放ち、豚まみれの中三島雅夫、加藤武、小沢昭一が…
>>続きを読む始めてみたときに、こんなに凄まじい事を起こして、トイレで死んでいく主人公に何とも言えない、共感の気持ちが生まれてしまって大好きな作品。
お話は実は凄くシンプルなメロドラマでキュンキュンする人もいる…
遠い地で見て、さまざまな感情が湧いた。
いや、この10ヶ月くらいでマジで10
本くらいしか映画見てないからさ、一本一本が本当に濃密に感じられるのよ。
これは日本の過去で未来だ。っていうかさ、貧しくて…