「たった20日」という時間は、戦場では永遠のように思える長さかもしれない。しかし、帰郷したロパーチンにとっては、どれだけ過ごしても何も取り戻せない虚無の時間。
この映画は、「身体は戻ってきたが、心は…
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この作品を見たらカネフスキーにカメラを与えたって話もわかる気がする。映画のために作り上げられた英雄は勇ましくどんな困難にも挫ける事はない。そんな英雄たちを覗くカメラを外し彼らを観ると、その姿は一人の…
>>続きを読む戦争映画、戦争演劇といった、物語化された戦争が劇中劇として出てくるいっぽう、映画内の「本当の戦争」は間抜けで淡々としているのが皮肉に思えて面白かった。
ひたすら演技を見せる長回しが多く、緊張が途切れ…
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戦火から逃れてしばしの休息から再び戦場に赴く物語。おそらくシナリオに反し(?)英雄に仕立てあげられる箇所や顧問に仕立て上げられた男を描いた箇所はお上に目をつけられたのだろう。そういったニヒリズムやリ…
>>続きを読む電車の通路、タバコ越しに見つめ合う
楽しそうな舞台
嫁が浮気した男の独白シーン
代筆
木にもたれ掛かるシーン
プロパガンダ
悲壮感溢れる現実
爆撃シーン
演説シーン、メガネをして外す
最後まで走る少…
〜束の間の休息に、戦争を見いだす〜
戦場の外側から戦争を浮き彫りにした作品。途中までこれといった起伏もなく、びっくりする位フラット。
休暇を貰って街で過ごすソ連の従軍記者が主人公。
手紙の代筆、…