ほぼ全編が男三人の会話劇をみせる映像は、水がテーマ。これまた、ほぼ全編水が出てくる。滴り落ちてくる水の音が、他のタルコフスキー作品同様に、心地よい眠気を誘う。ただ、なんだこのタイトル画は?怪奇映画に…
>>続きを読む信仰とは何か問う映画だと思う。
彼の前作「惑星〜」の約半分というカット数を誇る長回しや、クローズアップされても分からないよ…と独りごちるしかない、謎深く象徴的な静物のクローズアップ、派手な効果の徹…
一歩一歩と見失う足元
水の波紋ですら空想的でそれとは思えない程の湿った映像美とコズミックな音楽。草深い地に浮かぶ廃墟…その神秘に惹かれ、ストーカーに導かれる作家と教授の禿げた頭の後を追う。部屋に近…
意識の深層への旅。
モノトーンとカラーが実在論と観念論的で、ゾーンは本質や神秘主義を思わせる。ゾーンへ向かう道こそが本質であり、問い続けることこそが哲学ということと似た感じ。
新プラトン主義を感じさ…
若さのせいで自分が何者かという問いに苦しんだら,水に浸かってみると良い。淀んで濁った池や潮の香りのする海など、有機物をたくさん含む場所が望ましいが、近くに適切な水場がなければタルコフスキのストーカー…
>>続きを読むストーカー(stalker)とは、いわゆる犯罪的な社会現象以前に、本来的には「追跡者」を意味する。この作品の主人公である「ストーカー」を通して、タルコフスキーは何を追跡しようとしていたのか。
彼に…
話と途中の詩はよくわからんがとにかく映像に引き込まれた。静かな長回しシーンが多く、不思議なBGMと合わさってゾーンの不気味さと美しさがとても伝わってきた。
ブックオフで購入した古いdvdで見たのでい…
人間が根源的に持つ欲望や偽善をえぐるタルコフスキーの深い洞察力に感嘆する。老子や旧約聖書の引用が理解できればより楽しめるのだろう。
ひたすら廃墟とおじさんが写り続ける画面なので、廃墟好きとおじさん…