タイトルが誤解を生んでしまうタルコフスキーの傑作。
都内の名画座や二番館で上映していると、つい足を運んでしまう。
謎めいたストーリーの中に、いつの時代にも
響く、タルコフスキーの示唆に富んだメッ…
ストーカー(stalker)とは、いわゆる犯罪的な社会現象以前に、本来的には「追跡者」を意味する。この作品の主人公である「ストーカー」を通して、タルコフスキーは何を追跡しようとしていたのか。
彼に…
圧巻の映画体験でした。
ゾーンへの冒険が、自分自身の心・魂の探究として機能しており、人が無意識下に抱える葛藤や苦悩を出来事として映像に映し出されていく構造が素晴らしい。そして、その内的冒険の果てに人…
このレビューはネタバレを含みます
無敵の人x3、未知なる聖域へ。
危険だ気をつけろと言うものの、あくまで静謐、何がどう危ないのかは一向にわからない。
雨に叩かれた部屋の水面が燦然と輝き、息をのんだ。極楽浄土だ……。彼らが求めようやく…
ストルガツキー兄弟の小説を原作に「映像の詩人」と呼ばれたアンドレイ・タルコフスキー監督が手がけたSF作品。
ゲーム「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズに強い影響を与えています。
かつてあった文明…
この映画でゾーンは超常現象が起こる神秘的な場所として描かれているが、実際にそのような現象が起こる描写はほとんどない。
ストーカー、教授、作家のゾーンを恐れる演技だけでSF映画として成り立っている。
…
ここまで強烈なメッセージを受けた映画は、はじめてだ。映画における純粋な形式的美の追求にとどまらず、文学や哲学で扱われるような本質的な問題を提起している。非常に腑に落ちる評論があったので引用する。
1…
水の音、水の光の反射、川。トンネルシーンは、惑星ソラリスと同じ角度のカット。
曲は、ワーグナーのタンホイザー序曲4秒だけ使うとか意味不明なことしてた。ベートーヴェンも使ってたからドイツからの影響大…