雪の降るシーンが美しいなと思い、
最後の手のシーンにハッとする。
ただ音声はかなり不明瞭で、字幕が欲しい。
その中でもこの時代特有の、若きヒロインの舌ったらずの甘い声、きらいじゃない。
そして陸軍…
やきもちだったり誤解だったり、観客自身も日ごろ感じている屈託が物語を複雑にしている。ユーモアセンスなどは現代と全く同じ。1936年の映画だとはとても思えない群像劇だった。
自分のせいでみんなが死んだ…
居酒屋に居候する河内山宗俊と用心棒の金子市之丞。借金のために身売りをすることになった甘酒屋の娘を救うために立ち上がる…。
テンポ良く、時に笑いありで引き込まれる。当時15歳の原節子の初々しさにも眼を…
いつの世も不孝者というのはいるものだ。不肖なんて言い方もするが、私も随分と親に迷惑や心配をかけている。悪さを働いたことがないのがせめてもの救いだろう。
だから、何かをやろうとする時は少しだけ立ち止…
確かにあの雪の場面だけはタッチが独特でハッとさせられる。ハリウッド映画、フランク・キャプラのような。そして、ほとんど綿毛が降ってるような雪はフェリーニかよ、とも。最後の狭い水路でのアクションシーンと…
>>続きを読む