準備せず単館上映で観た。観てるうち閉所恐怖がむくむく。そしていつも思う。不条理なモノクロ映画ってナゼこんなにも夢の中なんだろう。だからリアルに何分か寝た。
見終えて立ち上がった瞬間『…ここから出れ…
ブルジョワジーの邸宅で夜会が終わったあと、突然皆んなが部屋から出られなくなるというルイス・ブニュエルの代表作にして、不条理劇の金字塔。
鍵が閉まっているわけでも、扉が壊れているわけでもなく、いつで…
映画館にて鑑賞。モノクロ映画。
『アンダルシアの犬』以来のルイス・ブニュエル監督作品。
豪邸での晩餐会のあと、部屋を移った上流階級の列席者たちはピアノや歓談を楽しみ、なぜか帰宅せずにすっかりと腰を…
『皆殺しの天使』まるでマカロニウエスタンと勘違いするタイトル。原題もスペイン語で『 El ángel exterminador』"殺戮の天使"
普通では中身から想像がつかないだけに、良く考えられた…
随所にブニュエルならではのショットがあってそれはそれでいいのだけど、「エル」とか「昇天峠」とか「忘れられた人々」とか「乱暴者」といった作品に比べると寓話性が物語の求心力を奪って今ひとつ引き込まれない…
>>続きを読む精神と時の部屋映画。
寝不足の状態で見れるような映画ではなかった。うとうとボヤけてくる視界と意味不明な物語の中で夢か映画か分からない謎の映像が脳内を駆け巡る。映画の感想など言えるわけもなく、観賞とい…
○「我々が避けてきた暴力わ下劣さ、無作法に今や支配されかけている」(パーティの参加者)
上流階級が夜会を楽しんだあと、参加者がみななぜか帰れないという気持ちに支配され、邸宅から出られなくなってしま…
とある豪邸で開かれた晩餐会。集まったのは上流階級の紳士淑女たち。だが、宴の後、なぜか彼らはその部屋から出られなくなる。
閉じ込められた理由に合理的な説明は一切ない。そこにまず「なぜ?」と立ち止まっ…