人間各々の死生観がぶつかり合う。
感情移入不可避の映画。
パノラマでトリップ感が味わえるのは、オープンユアアイズ同等のアメナーバル監督の持ち味なのかなぁ。
全てが醜くも儚くとも美しく感じた。
大衆向…
あくまで僕の価値基準なんだけど。
尊厳死=肯定
安楽死=否定
という考えを持っていて、これは尊厳死を扱った映画ということで鑑賞したけど、実際は安楽死を扱った映画だったので、まあ否定するしかない。
…
第77回アカデミー賞外国語映画賞。
アレハンドロ・アメナーバル監督作。
安楽死を望む全身麻痺の男性ラモンと周囲の人々の関わりを描いた、実話を基にしたドラマ。
『次に私が殺される』(1996)『オ…
26年間半身不随で兄夫婦の看病に支えられ生きてきた元船乗りラモンの望む「尊厳死」実行のために奔走する人々との友愛を描く。本人が望み自殺すれば誰も罪に問われないが自力で死ねない人を手伝えば殺人幇助に問…
>>続きを読む死を望むことってそんなに罪なことなんだろうか?
キリスト教圏では、それは当然罪なのかもしれないけれど、そうでない国で育った人間としては、本人が死にたいって言ってるんだから死なせてあげたらいいのにっ…
尊厳死
難しすぎてもう少し考えを深めなければと思った。
どこまで、自死を望む本人の意見を聞いてあげるのが愛なの?
物理的に自分の体を自由にできないことと、
死を望む強さは比例しないから
線引なんてで…
甘美なる死を追い求めて --- 家族、周囲の支え・助けがあっても、何がその人にとって"愛"や"優しさ"にあたるかは分からない
海が見たくなったら意識を集中させる --- ハビエル・バルデムの演技・…
周囲の人間は、
あなたが生きるために、
自分を犠牲にして生きているという。
本人は初めから、
そんなことわかってるのに。
自由のない人生は人生ではないと主人公は言っていたけど、周りの家族も同じ。…