突然脳出血で倒れ、全身麻痺になったELLEの編集長ジャン=ドミニク・ボビーの実話。左まぶたの瞬きを20万回することで1冊の本を書き上げたモチベーション、根気がすごい。重いストーリーながら、所々ユーモ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
実話なのがすごい。突然体も動かなくなって話せなくなって、瞬きだけができる状態だなんてショックすぎるけど、誰にだって無条件に起こりうること。死にたいとか言うのは簡単だけど、この絶壁の状況で死ねないのっ…
>>続きを読む<人の尊厳を奪われても自分らしく生きる>
ファッション誌「ELLE」編集長として順調な人生を送っていたジャンは、ある日脳梗塞で倒れ、昏睡から覚めると正常なのは意識と記憶だけの全身マヒに陥っていた。…
人間性を大切にすること
自分を憐れむのをやめる
身体の自由を失い、知的活動のみできる状態に主人公は陥るわけですが、人間がこういう状況に陥った時どういう反応を取るかは様々で「理性」か「感情」どちらが強…
左目以外身動きひとつ取れない人間が一冊の本を書き上げる。もちろん明るい話にはなりようもないが、むやみに感動話にさせようともせず、この状況だからこそ敏感になる生きる力を強く感じられる良い映画でした。想…
>>続きを読む編集はタイトルの面白さに似合う。
主観から客観の切り返しは非常に上手いが、客観のカットのレンズが甘い。物語を伝えるには異様に広角過ぎる。生々しさにも異化にも繋がっていない。いかにも実話をクールな映…
「想像力と記憶で僕は潜水服から抜け出せる」
ブリグズビーベアの「夢や想像力で厳しい現実から自由になれる」ってセリフと重なるなと思った。誰にも姿すら見られたくないというところから、自由を見出した姿勢…