『TAKESHIS'』といい今作といい、北野武監督が喜劇を撮ろうとするとこんなふざけたものになるのは何故なのだろう。『TAKESHIS'』は過激な「役者」としての自己解体作業だったのに対してこの作品…
>>続きを読むおもしろい。
この一言かな。後半部分はやっぱりダレてきちゃう感じは否めないけど、『ギャング映画を封印したからダレてしまう』という設定なので計算済み。
明らかなコメディ映画だけど、松本人志の【大日本…
シニカルな笑いを散りばめた前半と破綻していく後半。
バイオレンス封印からアウトレイジまでの北野監督の作品のことを考えると実際の懊悩が散りばめられているようにも見える。
昭和30年代のエピソードは物凄…
北野武作品はほとんど見ているが、考えてみれば、「これは!」というのは「HANA-BI」くらいだった。それ以外は、いつも予想を裏切られ、「えっ」となって、それでもまた観てしまう。事故の後の、リハビリと…
>>続きを読むたしかに面白くないしさほど笑えない、そんなこと俺が一番わかってるよと言わんばかりの人形を携えて歩き、病院にいくたけしの悲しそうな顔が印象に残る。昭和30年エピソードは面白い、ほんとに実体験らしく、さ…
>>続きを読む数本の映画を映画の中で観る映画。こんな映画構成はあまり観たことがなく斬新だが、だからって面白い訳ではない。漫才の中のコントを見てるような。「それは違うだろ」「じゃあこれか?」「それも違うだろ!」「な…
>>続きを読む皮肉にみちた出だしと、壊れゆく後半。
加速する意味不明に、
コントみたいなコミカルなカットをばばばばんと入れて、
全体的に壊れていくんだけど、
そんな中で北野武の終始一貫した寂しげで哀しげな…