東京画に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『東京画』に投稿された感想・評価

カン
4.8

なんて美しい東京なんだろう。
ドキュメンタリーでありながら、一つ一つのショットに狙いがある。電車で始まり電車で終わる。そこには東京の過去と未来が小津の唯一現物で撮るというこだわりがある電車が変わらず…

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PomPom
4.6

"小津の東京はもう無かった"

当たり前のことだけれど、時代は過ぎていく。そこにあった風景は消え、人々の営みもやがて無に還る。映画だけが残っても、そこに映された社会や日常は、もうどこにも存在しない。…

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Sa
5.0
PERFECTDAYSよりはむしろ新世紀ロマンティクスの序盤などに現れるような中国・香港映画に通じる映像センスだと感じた。インタビューの翻訳もかなり忠実で、小津への敬愛がひしひしと伝わる
0039
5.0
生前の東京をみる私と、小津を求めて来日した監督の目線が、映画の中で静かに擦り合わされていくような感覚。
ヴィムヴェンダースが小津安二郎の作品に想いを馳せながら東京の街を歩く。
笠智衆や当時の撮影監督の話はすごい良かった。
パチンコは違法ってヴィムが説明していた。外国人にもバレてるよ。
4.5
ヴィム・ヴェンダースによる東京推し活日記(feat.小津安二郎)
Gan
4.5

「混乱を増す世界に秩序を与える力を持つまなざし、世界を透明にしうるまなざし、それは今やもう不可能な視線なのだろう、小津にとってさえも⋯」

厭世的で悲観的、皮肉に満ちたヴィム・ヴェンダースによる、小…

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mimi
4.2

ヴィム・ヴェンダースの目を通すと小津への解像度が上がる。人生そのものと同時に人間の習性を眺めているようだった。

"描かれるのは日本の家庭の緩慢な崩壊とアイデンティティの衰退だ。だが進歩や西欧文化の…

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このレビューはネタバレを含みます

映画の巨匠が映画の巨匠を映画で語るってんだからそりゃ見応えはありますよ。

日本人が話すのに被せた外国語を字幕で追う、リアルタイムの翻訳の往復は新感覚だった笑
似たような構造で我々が住むはずの東京っ…

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小津ヲタクのヴィム・ヴェンダースが映画で観たような東京の古き良き風景を求めてカメラを回すが、デジタルに毒された80年代の東京にはそんなの存在しなかった。が、パチンコに興味持ったり、ゴルフの打放しに虚…

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