蟹工船に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『蟹工船』に投稿された感想・評価

映画化の難しい小説であることは想像がつく。それを思えばよくここまでの映画を作ったと、当時の映画人たちの熱情を思う。この映画が公開された1953年は日本が独立した翌年で、朝鮮戦争下だった。

109分…

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3.5

昔故郷にいた頃地元の労働組合のイベントで上映されたとき鑑賞していたのだが、ソフトを入手したので久々に見直す。

これが監督デビュー作品となる山村聰の演出は手堅い以上のものは感じなかったが、それでもダ…

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ミディアムとフルショットで押し切り、感情移入を拒否した、ドキュメンタリータッチの演出。演技重点主義。
K
3.6
日芸映画祭にて
絶望を把握することは希望になる。
パワハラ、男女、産休育休、新型パワハラなど、今にも繋がる労働環境問題。
不満なく労働‪することがどうしてこんなにむずかしいのか....。

小林多喜二さんの有名な小説の映画化。監督脚本が俳優の山村聰さん。監督作品は初めてかも。

小林多喜二さんは29歳で拷問死している事実と、映画の内容がリンクして暗く重く辛いです^^;

時代は関東大震…

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marnim
3.8

このレビューはネタバレを含みます

蟹工船、その劣悪な労働環境については朧げに聞いていたが、現場を仕切る監督・浅川により暴力と虐待による支配が行われていたことは本作を見るまでは知らなかった。
人間を人間として扱わず、労働者をブタの如く…

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4.0
面白い!かなりの力作。原作とラストが違うらしいが、私は本作の絶望的なラストに衝撃をうけた。

旭日旗に血の手形がついたラストカットにも唸ったね。小林多喜二の原作は積読だから、はよ、読まなければだわ。
3.7

過酷・悲惨なのが分かり切っているだけにパッケージを見ても見る気にはなれず長らく回避。ようやく10年越しに気を奮い立たせてみた映画。苦笑

要は業突く張り資本家の下僕監督一味と、その下で奴隷労働をさせ…

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 監督はこれが初監督の俳優の山村聰で、自身も蟹工船に紛れ込む、殺人逃走犯役で出演しています。

 以下フルムービー

 https://youtu.be/yNTVCppixK8

全体的に画像も音声も荒れていて、見にくく聞こえにくかったが…。

1953(昭和28)年の作品。
舞台は昭和初期。

原作を読んでいたので、その悲惨さや非道さはわかっていたが、全く人間を人間として扱…

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