身一つで石油王に成り上がった男が「血縁と家族」に執着して破滅に向かう2時間半。
血は繋がっていなくても息子からの愛を手に入れても満たされず、ビジネスで大成功をおさめても満たされず、何を得ても何を成し…
資本主義と信仰を二人の登場人物に仮託して対立的に描いているが、金に執着する性質は両者に共通している。
主人公の説明の通り富める者は他者から根こそぎ搾取し、終いにはボウリングのピン(富)で殴って命まで…
ダニエルとイーライ、本質的にはまったく同じ穴のムジナ、鏡写しみたいなヤツらの長きにわたる戦い。
ダニエルは金と支配欲に狂ってて、それを隠そうともしないド直球の資本主義モンスター。対するイーライは、…
〈彼はとうに終わっている〉
主人公の人間性を想像する余地はあったけど、そこに面白さを感じることはできなかった。
それは、多分主人公であるダニエルに共感ができなかったからだと思う。
映画全体を通…
20261005#104
DIGGERの予習になるかな?と積ん観だったディスクを棚から取り出しやっと鑑賞。
タイトルは聖書に由来、「いずれ血に染まる」の意だそう。
「そこにも血があるだろう」と訳し…
ダニエル・デイ=ルイスの演技が圧倒的。
確固たる信念を持ち、成功のためならどんな屈辱にも耐える男。息子を商売の道具として利用しながらも確かに愛している。ただ、その息子が聴力を失えば負債と思ったのか…
孤独で、歪んだ“はみ出し者”を描かせたら、ポール・トーマス・アンダーソン監督の右に出る者はいない。それだけは認める。
決して着飾ることなく、人間の弱さや醜さをありのままに描く。その表現力には唸らさ…