ゲイリー・クーパー、グレース・ケリー主演の1952年の西部劇。
ヒーローとして描かれてきた保安官を、町の人々から見捨てられた孤独と敵への恐怖を抱える一個の人間として描き直した作品。従来の西部劇の王道…
少年時代以来の鑑賞。
一言でいえば、素晴らしい。
ゲイリー・クーパーの長身がよく映える。
列車が到着する直前の場面の演出は秀逸で、この作品の人物描写の深さを示す
シーンであるように思える。
1…
このレビューはネタバレを含みます
結婚式のシーンからもうゲイリークーパーは不機嫌な顔つきをしていて、扮するケーン元保安官は全てを予測しているかのようだった。
「途中あんたがこの村を出ていけば全て解決するのよ!」とまで言われても信念…
◎ 肝の据わった孤独な男、孤立無援の花
正午という約束の時刻までの時限爆弾みたいな設定が終わりに向かって緊張感が漂う。
何度も映る線路や渋い男の声のテーマ曲。
町のために正義感から戻ってきたのに結…