ノートルダムの傴僂男の作品情報・感想・評価

「ノートルダムの傴僂男」に投稿された感想・評価

あや

あやの感想・評価

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ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』が大好きで、こちらも鑑賞。

あの荘厳な アーアーアー!アーアーアー!で始まらないのが新鮮で物足りない。笑
鑑賞後 無性にミュージカル版が恋しくなって、今これを書きながら北米版サントラを垂れ流しています。笑
これよ!これこれ!これが良いの!笑

ちなみに原作は結末を知ってるけど、あの難文(?)に挫折して未読。気合い入れて再挑戦したい。
ディズニーアニメ版は鑑賞済み。

本作は原作ともディズニー版ともまた違う結末で、純粋に楽しめました。なるほどそう締めるのか。これはこれで良いな。
ハッピーエンドと言われればそうなのかもしれないけれど、なんとも切ない。ラスト思いありげに振り返る表情がとても印象的。そのあとすぐに視線が逸れてしまうのも。

あとこの映画のグランゴワールめっちゃかっこいいな。兄のような騎士のような詩人のような指導者のような。あの有名な「銃ではなく、本とペンを」を思い出しました。ニュアンスはちょっと違うけど。

でもやっぱり私は、「この身が石ならよかったのに」と嘆くカジモドや「仲間をお助け下さい」と祈るエスメラルダ、「パリの市民よ!」と呼びかけるグランゴワール(フィーバスじゃなかったけど…)を見ていると、どうしても四季版が観たくて観たくて堪らなくなりました、、、
あの切実な祈りに満ちた“人間賛歌”が大好きだ。あの熱量に叩きのめされたい。うう 早く観たい。
この映画のレビューじゃなくてごめんなさい。笑
コア

コアの感想・評価

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記録

ノートルダムの鐘を観て、その流れで観てみた。

ストーリーは全然アニメと違いましたが…
せむし男のアクロバティックさにビックリ∑(゚Д゚)
いやいやぁ、80年前にコレかいっ‼︎って、思った。動きに関しては、アニメとそう大差ないねw
初ノートルダム。前から見たかったんだけど、やっと見てみた。

見る前まではヒロインとせむし男の悲しいラブストーリーなのかなと思っていたら、思ってたのとは違った。ヒロインに恋する人多かったり。笑。
印刷革命、当時の差別問題、魔女狩りとかの歴史も取り上げていて話も複雑。
ノートルダム大聖堂の塔とか入り口が綺麗。(セット作って撮影してるかも?)

チャールズロートンがカジモド役なんだけど、キモかわいい。思ってたより機敏。
鐘に飛び乗るところとか怖い。
あと他にも知ってる俳優がちょこちょこ出てて嬉しかった。
ふうか

ふうかの感想・評価

3.3
先日のノートルダム大聖堂の火事のニュースを受けて、
大好きなタイトルのまだ観てない作品を観ようと思い鑑賞。
時代が古いぶん、差別的表現があからさまで、ディズニー版の悪役はフロローだけどそれと同じくらい大衆のカジモドやジプシーへの扱いが酷くて怖かった。
そういうの含め、学べるのは古い映画の魅力だなぁと改めて感じた。
また、フロローもそうだけど完全に私情でエスメラルダを火刑にしようとするところや、
神判とか言ってただの運で判決しようとするところ、魔女って単語が何度も出るところなど、今じゃ有り得ない人々の言動に驚きの連続でした。

そして冒頭から映るノートルダムの建物も、白黒でも伝わる美しさでiPadで観たけど見入ってしまった。
綺麗に修復されることを祈ります。
今まで見た映画のリストを作っています。レビューは後で記述します。
haru

haruの感想・評価

3.5
フロローの初恋。

ヴィクトル・ユゴー原作「ノートルダム・ド・パリ」の映画化。ディズニー版ですらちょっと哀しい感じだったのに、こちらはさらにキビしめです。
本作ではヒロインのエスメラルダが彼女の置かれた環境故かそこそこしたたかで、カジモドは最後まで報われない。そしてディズニーでは悪に徹していたフロローが、実は36歳童貞をこじらせ一人で葛藤しまくりで、見ててかわいそうなときもありました。大司教が中立な立場を崩さず、たまに冷たく見えたりもします。
舞台は荒れまくりの15世紀パリ。教会が絶大な権力を握り、なんか腹立つやつは魔女認定して死刑にしたり、拷問したりとめちゃくちゃな時代。エスメラルダもジプシーとして差別され、さらに「エロダンスでフロローを誘惑した罪」で投獄されます。ここでカジモドが大活躍するシーンは、ディズニー版と同じくいちばんの見せ場。(それなのにラストはひどいですー!!)
カジモドはエスメラルダがびびるくらいの醜さという設定ですが、ディズニー版はかなりマイルドになってたようで、実写だとかなり不気味です。彼の特徴であるせむしとは日光不足によるくる病だそうで、小さい時から聖堂に閉じ込められていたことが影響していると思われます。本作ではさらに鐘をつきすぎて耳が聴こえないという設定が追加されていますが、そのせいでコミュニケーションもスムーズにとれません。つまり彼の特徴の多くは後天的なものだったわけで、カジモドの育ての親であるフロローの虐待!かと思いきや、カジモドは知能的に問題はないし、怪力を他人に向けないよう幼少期から躾られているところを見ると、フロローが全て悪いわけではなさそう。
とりあえず初恋はなるべく早いうちに済ませましょう!
ディズニーのアニメーション映画を子どもの頃によく観ていたけれど、あちらのラストをよく覚えていない。でもエスメラルダが大好きだった。

醜さが罪であるならば、人を狂わせるほどの美しさもまた罪なのだ。今作で新人女優としてファムファタールを演じる若かりしモーリン・オハラがとにかく超ド級の美人。男達が次から次へと、まさに目の色を変えて“恋する男”の瞳になっていくのが分かる。目の表現が何倍にも強調されるのは白黒映画の良いところ。そして、何よりも彼女の美しさがカジモドの醜さを際立たせる。両者をはじめとする登場人物達の造形が完璧すぎるし、その他のセットや衣装、小道具なんかも細かいところまで気が配られていて、およそ80年も昔の映画とは到底思えない。しかも音楽はアルフレッド・ニューマン…こんな作品を自宅でゴロゴロしながら観られるなんて、本当に良い時代に生まれたもんだなあ。


非モテの陰キャ達は結局最後まで報われない。しかし原作者のユゴーは女とヤりまくりの絶倫男だったわけで、それを思うとやる瀬ないわね、全く。
傴僂=せむし。読めないし差別的用語にもなっていて今では意味を知らない方も多いのでは。原作はヴィクトル・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」。

いくつかある作品の中でいちばん観たかった‘39年版。ヒロインの美しさと傴僂男カジモドのグロテスクさが他作品を凌いでいる。壮大なノートルダム大聖堂を舞台とした美しいジプシー娘エスメラルダをめぐる様々な愛の形。

なかでも一番きな臭い愛を芽吹いてしまった司教の弟クロロの鬼気迫る役どころが魅力的。マリア様の前でのエスメラルダとのシーン…表情も変えないカタブツ裁判官である彼が彼女の美しさにトロトロに溶ろけていく様子が秀逸で釘付けに。「私を誘惑した罪だ!(全くしてませんが…)」とか狂おしい想いを募らせていき恐ろしい事態を起こしてしまう。

終盤の傴僂男カジモドの健気な姿も心に響く。幕引きはやっぱり感でいっぱい(涙)。古き良き作品という言葉が本当によく合う。
大聖堂の鐘楼で養われてきた醜い容貌のせむし男(チャールズ・ロートン)が、異端分子として弾圧を受けているジプシーの少女(モーリン・オハラ)を匿おうとする。15世紀のフランスを舞台にして、フリークスの人間賛歌を描いている、サスペンス映画。

形骸化された古式の風習と新機軸のルネサンス運動が混在している時代の物語。絶対的な権限をもつ教会の存在意義とジプシーへの弾圧行為を問題提起しながら、新しい時代への発展を説いた内容になっている。「怪しい人間には、とりあえず拷問しておけ」的な、説得力皆無の魔女裁判が抱腹絶倒。

ジプシーの少女がファム・ファタールの立ち位置であり、解放運動家の詩人、王宮の将校、せむし男を使役する伯爵、鐘楼に引きこもるせむし男から、一斉に熱視線を送られる。そして、誰とくっつくことになるのかが見どころになっている。

物語の軸が若干ながらブレ気味なため、主眼の置き場が混乱するのが残念なところだが、「コミュニティに属することができない人間の悲哀」を着地点とするのは、個人的にはアリ。女性から優しくしてもらったせむし男が、ウキウキ気分で鐘を鳴らしまくるシーンに感涙必死。
Qちゃん

Qちゃんの感想・評価

4.7
あんまり期待しないで見たら、めちゃくちゃ良くてビックリした。というか、ディ○ニーはこれを下敷きにしてあのアニメを作ったとしか思えんくらい、そのまんまなシーンが幾つもあった(聖堂内でエスメラルダが祈るシーンとか、カジモドが救出に行くやり方とか)。まあ、あのアニメ版大ッ好きだから、特に気にしないけどね。この映画をあれだけ綺麗にまとめて、イイ曲つけたんだから、あれはあれで凄い。アニメの実写版観られたみたいで本当に嬉しかった。

ストーリー展開も登場人物もよかったけど、なんといってもフロローの見せ方!真面目な性格ゆえに陥ってしまった狂気的な矛盾や、そんな彼の悲痛さがよく表されていたし、印刷術への懸念を示す部分などは原作の志向に沿っている。何が1番いいって、聖堂内でエスメラルダと(そこそこ)普通に対話してる!!エスメラルダに「動物が好きなのか」と聞かれて「好きだ」(なんつー会話だ)と答えていたフロローが、しばらく後のシーンで、自室で山ほどの猫に囲まれてヨシヨシしてるシーンでは思わず爆笑。フロロー好きの私としては嬉しくて嬉しくて仕方ない一本だった。
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