◎ '孤独な場所ではあなたしかいない'と歌うブギの女王Hadda Brooksに思わず出会して感動した!
スランプに陥った気性の荒い著名な脚本家が殺人容疑を振りかけられることで接近する隣人との切な…
一歩間違えるとコーエン兄弟の『バートン・フィンク』になってしまう危険性もあるが、疑心暗鬼な脚本家の主人公(ハンフリー・ボガート)が災難に見舞われるサイコスリラーの傑作。
異端の映画作家・ニコラス・…
ミステリーのような序盤だったのにいつの間にか終始サイコパスなボギーと彼に惚れしてまい地獄を見るグレアムの異形な愛のドラマに変化して彼らの生々しくもどうしようもない悲しみに満ちたぶつかり合いに圧倒され…
>>続きを読む始めは犯罪の濡れ衣着せられる型の映画か?と思いきや主人公が鮮やかに入れ替わっていく。
最初に語り手(=原則、信頼できる)側だった人間がどんどん凶暴さを出していって最後には絶望的な人物像が映し出され…
グロリア・グレアム100歳おめっと。ニコラス・レイとの因縁もグロテスクだが、内幕のファム・ファタールモノから後半は毛色の異なったDV譚となってしまう構造の出鱈目な説得力、グレープフルーツナイフを簡単…
>>続きを読む大傑作。途中から主人公が入れ替わるというくっそテクいことをやる。しかも全くごちゃごちゃせず、殺人事件が起こってるのに、そこまでそれは重要でないのがおしゃれ。後、ハンフリーボガートが超怖い。友人と晩ご…
>>続きを読む全てのショットが「これしかない」と言わせるほどバッチリと決まった距離、配置、構図、演出で、凄すぎる。ショットが撮れる監督ってこういう人のことを言うんだなと実感した。あとやっぱり陰翳の深さに代表される…
>>続きを読む「映画とはニコラス・レイのことだ」(ジャン=リュック・ゴダール)
イケてる男の代名詞的存在である"カサブランカ・ダンディ"ことハンフリー・ボガートが、こんなにもやるせない後ろ暗さを秘めた男を演じた…