本日の巣ごもり鑑賞。
緋牡丹博徒・お竜さんシリーズの鑑賞を再開、シリーズ第5作。
はっきりとした善と悪との対立、悲劇、出入りのストーリー展開は任侠ものの決まり事。
本作は藤純子の動の立ち回りと、静の…
花と雨に盆踊り。農民と薄汚いお偉方の間に割り込む。博打の勝負。引き伸ばして長く居させてくれる。果たす約束。あなたには分かってほしい。それぞれに出来ること。橋と空。墓前と夕焼け雲。庭先で眺めて去る。
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待田京介の人格者ぶりが素晴らしい。日活の映画でケチなチンピラ役を演っているときから比べたら、鶴田浩二とほぼ同格の大出世。その座に恥じない細やかな演技だった。その鶴田浩二もいつも以上に自罰的というか、…
>>続きを読む任侠映画のどこが好きって、自分がこれからとる行動を正当化したり、相手がとろうとする行動を諫めたり、どっちがスジを通しているかを議論したり、勝敗の結果について駆け引きしたり、そういった局面で当事者が繰…
>>続きを読むなんだろう、いきではなかった。
九鬼周造の定義するところの媚態が過ぎるセリフがいくつかあった。しかし、片手ほどしかないそのほころびでいきが瓦解することに驚いた。伝説的な銀幕スターたちが芝居しているに…
斬り込みいく富三郎が珍しくかっこいい。かき氷が美味しそうないいシーン。途中で滅多刺しにされた鶴田浩二の株が相対的にあがる。高倉健はあんなみっともないやられかたはしない。お竜さん感傷的でキャラ崩壊して…
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