このレビューはネタバレを含みます
浮遊感がすごい。ポストヒューマン的なものを感じる。神の視点か?もう1人の自分の視点か?
夢の中にずっと漂っている感覚があって、立派な建物は現実にありそうでなさそうな、そこもずっとふわふわ漂っていた。…
やりすぎ感が有るくせに、
絵面がビシッと決まっている訳でも無い。
ドキュメントタリー素材、
ムービースタイルのスポークンワーズ。
監督の個が強すぎて、取材対象を通り越し、
普遍的な処にまで到達し…
まるで実体の無い得体の知れない浮遊感、まさに魂の邂逅。95年制作とあるが映っている日本は戦前、もしくは大正の風景の様にも見える。語り部の老人達もまるで生きているのか死んでいるのか分からない、思い出だ…
>>続きを読む🦢何故か中古DVDで売られてて思わず購入してしまった、アレクサンドル・ソクーロフ監督による映像詩。一応ドキュメンタリー映画という事にはなっているが…❓
彼なりの「日本への郷愁」がぼんやりした霧のか…
ソクーロフ特有の異世界感、浮遊感、歪みが日本の風景や人々にとても馴染んでいて、現世から引き離されるような感覚に陥る。
ソクーロフ作品の多くはダウナー系に浸りたい時にとてもしっくりくるので、観ていると…