母と成人し独立した子供たちのホームドラマではあるのだけど、もう至るところにお金の話ばかり出てくる実に世知辛い物語。
ただ仲が悪いのかというとそうではなく、それぞれが母親のことを多少は気遣いつつ、それ…
押し付け合うのは東京物語すぎるかとも思うし詰め込み過ぎて長さも感じるがシーンの繋ぎが面白かった。母さんというセリフで繋いだり、ラジオをつけることで還暦祝いに繋げたり。具体的な金額が飛び交う会話も引き…
>>続きを読む1960年製作公開。脚本井手俊郎 、松山善三。監督成瀬巳喜男。
休みの日に映画館に出向いて本作が上映される。しばらくじっと観ているとこのままでは済むまいなと感じて来て、その予感通りやがてドラマは大…
こっち!私は断然こっち!小津でも黒澤でもなく成瀬だろ!そうそう、みなさん、昭和ってのは「古き良き」とは限らないんです。「大家族」が素晴らしいとは限らないんです。それをオールスターキャストでやるからい…
>>続きを読むどデカい「TOHOSCOPE」の画面に興奮するも、特にその意味はなかったように思われる。あとちょっと長い。道路を横切る原節子と仲代達矢の反復はめっちゃよい。
その2人が口づけをする際、原節子の目線が…
成瀬巳喜男ってヤルセナキオではないよね、と本作を見て改めて思った。
『稲妻』や『驟雨』とかも同じ類型で、終盤まではそりゃどうしようもないシチュエーションが描かれていくのだけどでも本当に棚から牡丹餅…