ストルガツキー兄弟原作の『世界消滅十億年前』の映画化で、原作者も協力している。でも、提示される謎は解明されることはない。まだ同じ原作者の『ストーカー』の方がすっきりしており、没入できた。
冒頭から謎…
何とも不条理な、高熱にうなされて見る夢のようなシーンが続く。黄色い画面や歪んだレンズを通したかのようなカットが幻想的で、現実と幻想の境目が溶けていく。ストーリーを追うのではなく、幻想的なフィルムの世…
>>続きを読むエルミタージュ幻想と太陽しか観てないけど、これがソクーロフの真骨頂らしく鑑賞。
アレクセイ・ゲルマンってまだ分かりやすかったんだなぁ。
ちなみに神々のたそがれとストーカーとこの作品の原作者はストルガ…
まずこの気になる邦題『日陽はしづかに発酵し』。
“日陽(ひびと読むらしい)”に、“しずか”でなく“しづか”(旧仮名づかい?)に、“発酵し”ですよ。
意味はよく分かりませんが、本作の視聴体験に合ってい…
中央アジア ウラン採掘坑跡地トルクメニスタン
医師マリャーノフは自然破壊や独裁者の強制移住と差別によって僻地に追いやられた人々の大半は死んでしまった現実と向き合う
フィルムが焼けて溶けそうな黄色い…
エビinゼリー
トルクメニスタンに赴任して来たロシア人医師は本業の傍らで研究論文を執筆中。
頑張ってお仕事してるのに、災難がいっぱい降り掛かかるのなぁぜなぁぜ?な話。
閉鎖的な環境下での不条理劇…
象徴主義的で簡単にはよくわからないところがなんだかタルコフスキーっぽいなと感じたけど、私のロシア映画の解像度が低いのかな?(確かにロシア圏の映画はあまり観ていない)
ところどころ本質的な問いや会話…
ソクーロフ特集にて。
砂漠の砂で黄土色にけぶったトルクメニスタンの辺境の町に駐在しているロシア人の医師。
乾いた熱風が吹き上がり、論文を書こうとすると、突発的な出来事がたびたび起きて邪魔をする。医師…
隣人や兵士が死ぬ、解剖直前らしい屍体がことばを話しはじめる、子供が連れ去られる、タルコフスキーとしか思えない容姿の男が「地球が丸いことを知れてよかった、迷っても帰ってこれる」みたいなことを言い残して…
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