破戒の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『破戒』に投稿された感想・評価

雷蔵映画祭から。雪の映像が印象的、ほとんど居眠りをしていた。ストーリーは原作通りだと言う、ここでの破戒は戒律のことで父から伝えられた共同体の掟と個人の自由で葛藤する近代文学。
『炎上』と動と静の関係…

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穢多(えた)の出自を隠しながら生きてきた教師(市川雷蔵)が「我は穢多なり」と公言する思想家(三國連太郎)に憧れて傾倒するも、学校で部落民であるとの噂が流れ、慌てて他人の振りをする。原作: 島崎藤村

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島崎藤村原作の映画化。
台詞などもかなり原作に忠実な印象。

差別は現代でも根強く残っているし、この作品も決して古くなりようがない。

岸田今日子が良かった。
中村鴈治郎は平常運転。
苦悩を胸に抱え…

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2022年版を先に観たのですが、面白さではそちらの方が上でしたが、1962年版の方が原作の年代に近く、白黒映像の陰湿さが暗いテーマと合っているみたいでリアリティはある感じでした。
市川雷蔵のイメージ…

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3.6

隔世の感もありつつ、市川雷蔵の確かな演技で決して過去の悲劇でもないことを思う。
差別的な社会とその中の温かい人々。ラストシーンは否応なしに心を揺さぶるものがある。
とはいえ、説明的なセリフと宮川のカ…

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cuumma
4.2

「差別する社会がおかしいのなら、なぜあなたはそれにあわせるのですか⁇」

自らが部落出身で過度に反応する小学教員:瀬川に、部落解放運動のリーダーの妻がこう放つ

差別する社会はあってはならない
しか…

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原作島崎藤村。差別を恐れ、部落出身であることを隠して生きる小学校教員の苦悩。
階級差別があった時代の話で重いテーマではある。市川雷蔵の演技が素晴らしく、その境遇を思うと悲しみが胸に迫る。尊敬する部落…

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2025.1.25@角川シネマ有楽町(市川雷蔵映画祭 刹那のきらめき)
煙
3.4
撮影:宮川一夫。照明:岡本健一。オールスターキャスト。林の中で選挙立候補者との諍いの際、船越英二の登場の仕方が変。もっとうまく編集できるのではないかと思った。

藤村「破戒」、木下恵介の48年映画化に次ぐ62年、市川崑による映画化。ヒロインお志保は雷蔵の推薦でデビューする藤村志保。芸名もそこからつけられた。本作は、戒めを破り生徒に部落出身であることを告白する…

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