このレビューはネタバレを含みます
心中しようとホテルに泊まる若い二人が、永遠の愛とこの世との別れを誓うシーンはとても美しかった。
それだけに女を撃った男の方が怖じ気づいて逃げ出し、結局死ぬ決心がつかずに警察に自首するというのも格好悪…
この「Hôtel du Nord」荘には、『天井桟敷の人々』で主役ガランス役を演じることになるArlettyアルレティーが娼婦役で登場する。彼女の、いつも不機嫌なヒモを演じるのがLouis Jou…
>>続きを読む1938年「北ホテル」マルセル・カルネ監督
北ホテルであなたが目にするのは、清潔な白いシーツでもなく、
窓から見える海岸線でもなく、人生の悲哀である。
言葉に寄って花開いた物語は、やはり言葉に…
マルセル・カルネ監督作。
パリを舞台に、一軒のホテルに集う人々の哀歓を描いたドラマ。
ウジェーヌ・ダビによる1929年発表の同名小説を名匠:マルセル・カルネが映像化した長編第4作目で、本作はカル…