シーザーとクレオパトラの作品情報・感想・評価

「シーザーとクレオパトラ」に投稿された感想・評価

momo

momoの感想・評価

4.2

歴史ものではあるが、笑いを誘うシーンもあり気軽に観ることができた。
それにしてもヴィヴィアンのクレオパトラの美しいこと!衣装が変わる度にファッションショーのように見入ってしまった。喪服姿なんてもう!
また、クルクルと変わる表情の豊かさと、キュートな少女から妖艶な女性までを演じるその姿は、まるで「風と共に去りぬ」のスカーレットを見ているかのようだった。

体調不良を押して過酷な撮影に挑んだヴィヴィアン。もしもこの作品に出なければ、愛する人との宝物を胸に抱き、笑顔に満ちた日々を歩めたのだろうか。

本作には若き日のロジャー・ムーアも端役で出ている。
qwerty6

qwerty6の感想・評価

4.2
Gaius Iulius Caesar(B.C.100-B.C.44)

Cleopatra VII Philopator(B.C.69-B.C.30)

Marcus Antonius(B.C.83-B.C.30)
Marcus Aemilius Lepidus(B.C.89-B.C.13)

Gaius Julius Caesar Octavianus Augustus
(B.C.63-A.D.14)
reign:B.C.27-A.D.14
金と人員のかかったラブコメディ。
スタジオ撮影と会話劇が殆どを占めているため、戯曲の域から抜け出せていない。

ただ、凄くつまらない訳ではない。面白くもないが。

後のエリザベス・テイラー版のクレオパトラと比べると、スケール、迫力、格、全てに於いて後塵を拝している。

とは言え、クレオパトラとシーザーのコスプレをした会話劇ラブコメディとして観れば、まあまあの作品。間違っても史劇スペクタクルとして観てはいけない。
ノーベル文学賞作家バーナード・ショーが自身の戯曲を、自ら脚本にしたものの映画化。第二次世界大戦中の1944年に撮影され翌年公開されたカラー作品。ヴィヴィアン・リーがクレオパトラを演じているが冒頭の少女のようなクレオパトラが、後半、妖艶に大人の女王に成長していく過程の物語。
1913年生まれのリーだが登場場面の美しさはまさに少女クレオパトラそのもので、シーザーが初対面で「夢ではないか」と疑うセリフに説得力が感じられるほど。本作収録中にリーは流産を経験し精神的にも不安定になってしまう。リーは作中で純真無垢な少女から、時には神憑った侍女(フローラ・ロブスン演)が乗りうつったようかのような危うい精神の動揺までみせる見事な変貌ぶり。
本作は、基本的に明るい作品で映画もシーザーのローマへの帰還で終わり、クレオパトラとシーザーも爽やかなプラトニックな関係で二人の末路に関する暗示もない。しかし、リーの悲劇的な私生活と、クレオパトラの悲劇的な末路を知っていると、両者がオーバーラップしてしまうところはある。
なお、映画を戯曲と比較すると、戯曲のほうがセリフの分量などは多い。プロローグは1913年に書かれたものではなく、1910年に書かれたものが映画では使用されている。
KAYU

KAYUの感想・評価

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エジプト遠征時のローマ皇帝カエサルと、プトレマイオス朝エジプトのクレオパトラの話。カエサルの寛容性、クレオパトラの少女性が強調されている。

このレビューはネタバレを含みます

お洒落でウィットに富んだ会話劇と魅力的なキャストたちでお送りするバーナード・ショウ渾身のコメディ(としか思えなかった)。

老獪で落ち着きを払った物知顔のシーザーが、世間知らずで小生意気なクレオパトラを女王に育て上げる話。

美しさの盛りのヴィヴィアン・リーが良いね⤴少女から妖艶な女まで演じ分けている👏
後半は悲劇的な中にも毅然とした姿勢が伴って、その美しさにうっとりする。

シーザーとクレオパトラの出会いが、スフィンクスの足元だったとか、月桂樹を外したシーザーに「ハゲてるから、これで隠しているのね」とハキハキ言うクレオパトラとか、シーザーもクレオパトラも城壁から海へドボーン🌊とか「こうだったら面白いよね」のオンパレード。はい🙋面白かった⤴

[無敵艦隊]でエリザベス女王を演じたフローラ・ロブソンが、本作ではクレオパトラの乳母フタタティタ役。良いアクセントになってる。
クレオパトラと云えばエリザベス・テイラーが有名なのですが、ヴィヴィアン・リーのクレオパトラはとても美しく、悲劇が似合う雰囲気でした。