退屈な田舎町が嫌で家出した3人の若者たちが、旅の途中で昔たまたま生命を助けてやったことがあるならず者のハリー・スパイクス(リー・マーヴィン)と再会し、彼からギャングとしての手ほどきを受けてゆく話
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私の好きなゆるい西部劇…締めるところはちゃんと締める…。運試しだ!て3人集まる時点で泣ける。画面を横断する血塗れリー・マーヴィンから始まり同じく横断する血塗れの死体で終わる円環構造。故郷を思い故郷に…
>>続きを読むリー・マーヴィンは自分が中年であるという現実を正確に認識しているだけで、そこまで悪辣なわけではない。
一見完璧なガンマンに見えて、実は時間も体力も限られている。
若い3人にはそれが判ってない。
3…
瀕死でも見殺しにしたくない、助けたいと思う気持ちは、当然その相手が大事だからという尊い感情だ。
しかしそれは一方で、後悔したくない、自分が見殺しにしたと、のちのち悔いることをしたくない、責任を負いた…
20数年ぶりに再見。この映画を昔観た時は大人のイヤな感じがすごく共感できて、今で言う老害はサイアクみたいな気持ちで観ていた。
が、自分も歳取ってから観直してもその気持ちは変わらず。
歳取ったら映画の…
悪い人に関わったり、悪いことをするってのは、どう考えても不幸になることぐらい頭ではわかっているのに、抗えずに手を出してしまうほど「悪」って魅力的ですよね。
いい子でいること、いい人間関係を築くこと…
負傷したリー・マーヴィンを助けたことによって転落していく少年達。彼らが家出した後、「もうどこでもいいから行こうぜ!」とか言っちゃうところが素晴らしい。もうここだけで泣ける。
強盗を計画して、やろうと…
「俺は銀行強盗だ」
「だから撃たれた」
「これで21回目だ」
ならず者との出会いをきっかけに三人の少年が旅立ち、そして破滅の道を進んでいく。西部劇への感傷やフロンティア・スピリッツの終焉を直接的に…