ルイス・ブニュエルの遺作ということやけど、これぞブニュエル!というような不条理劇で、ブルジョワが満たされない様を性欲を主題として描くことで、人間の根源的な欲望の滑稽さを炙りだしている。
マチューが…
男を挑発せずにはいられない女と、ロマンスにしか刺激を感じられない初老男性。なんだかんだ最後まで連んでるっていうことが大事な気がする。
映画としてのゲス&オシャレ感がまさにフランスって感じでほっこり…
「若く美しい女」の現実ではなく「若く美しい女」というイデアにしか関心がない初老の男の身勝手さとグロテスクな権力が女の方の二人一役で見事に表象されていると思った。最初から最後まで、テロへの不安に覆われ…
>>続きを読む【有害な男らしさの沼】
U-NEXTにて。ブニュエルの遺作を久しぶりに。ちいさいが憎めない作品。淡々と進むが的確に描かれて飽きない。
邦題はほぼ原題通りらしいが、名は体を表している。単純にフェミ…
老紳士と処女の共犯的な関係が見事に表現されていた。
マチューは紳士的な接近を試みるも最後にはただの女を欲してしまう。それに気づいた瞬間コンチータはただの愛人にされる恐れを抱き拒否し、マチューを愚弄…