タイトルから想像した話とはかなり違った。少し難解…
田舎からローマに出てきた青年マルチェロ・ルビーニ(マルチェロ・マストロヤンニ)は作家になる夢が叶わず、社交界のゴシップ記事を書く記者のトップに。…
わりと長いですし、ストーリーもあってないようなものなのですが、エピソードはありますし、それごとに追えるので苦になりませんでした。祝祭的なムードと退廃的なムードが同時に存在しているイタリアという国が少…
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ゴシップ記者のマルチェロは、作家になるという夢を燻らせながら、恋人のエンマと暮らしつつ富豪の娘マッダレーナやハリウッドから来た女優のシルヴィアとも遊ぶ放蕩生活を謳歌していた。ある時、友人のスタイナ…
湿潤にざらついた手触りとでも言おうか、主演したのがマルチェロ・マストロヤンニということもあり、次作となる『8 1/2』(Otto e mezzo)の前奏曲(prelude)といった風情が、濃密に立ち…
>>続きを読む大好きなフェデリコ・フェリーニ監督作品です。
この作品で、彼はストーリーの呪縛から解かれました。
豊潤なイメージの連続から語られていく物語は、方や難解だという批評もあるようですが、
なかなかどうし…
古いし長いから挫折する気で見始めたが、面白くて一気に観れた。
冒頭のキリストが吊るされてるシーンとラストの天使の方でなく、俗世の方に流れていくシーンは印象的だった。
人間の精神から神が消え、消費社会…
フェリーニの脳内イメージのつるべ打ちに僕の脳内から謎の物質が分泌されっぱなしの3時間!
巻頭の宙空を行く巨大なキリスト像に圧倒され、トレヴィの泉の中でアニタ・エグバークと踊るマルチェロに魅了され、砂…
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毎夜の空虚な馬鹿騒ぎを3時間観せられる。歳をとるにつれ、無意味な馬鹿騒ぎの時間ほど愛おしいものはない。ただ人の馬鹿騒ぎは画としては下らなく、どこまで自分との共通項を見出せるか、或…