原作は昨年読了済。
起雲閣を訪れたとき熱海遊覧の相手が好きだというのでこの夏は三島由紀夫に凝ってみようと思い…拝見。
流石に三島の文学は再現できないか。そもそも原作の解釈版とでもいうべきなのでわけ…
本当に美徳がよろめいただけで終わっていた。道徳的観念が転換してからずぶずぶの関係になっていくからこそ、ラストの手紙が効くのだと小説の良さを発見。映画版は旧態の価値観の描写が多めだった。
小説を読み…
このレビューはネタバレを含みます
原作:三島由紀夫
"美徳のよろめき"...なんてお耽美な響き。
上流階級の夫人が邪恋に溺れ堕ちてゆく、文芸作品らしいナレーションも味わい深い中平康 監督作。
ただ不倫の果てに(接吻までですが)…