眼の壁の作品情報・感想・評価

眼の壁1958年製作の映画)

製作国:

上映時間:95分

ジャンル:

3.5

「眼の壁」に投稿された感想・評価

神

神の感想・評価

3.0
硫酸プールと左卜全はよかった。事件解明に動く佐田啓二、会社何日休んだのか。
2013年10月16日、新文芸坐で鑑賞。(松本清張原作映画の2本立て)

ある会社の課長が、3千万円の融資を受けるところ、3千万円の小切手を持ち逃げされて自殺するところから始まる。
舟坂という男が「政界ゴロ」とのことで、自殺した課長の部下(佐田啓二)が事件を追う。そして舟坂という人物の周辺を探るうちに、元刑事がバーテンダーに射殺されたり、死んだ課長が融資を頼みに行った金融業に居る女など、次々と人間関係が描かれるが、途中で殺人犯バーテンダーと金融業者に居てバーに出入りする女は兄妹ではないか、とわかってしまうあたり、物語としては脆弱感あり。
その後の展開も読めてしまうサスペンスは、サスペンスになっていない。

ただ、そんな中で、左卜全は絶妙の演技をみせてくれて最高であった。
清張原作のド直球サスペンス作品。伏線の配置やセリフの言い回しは勿論サスペンスの秀作!良作サスペンスとして言うまでもなく、当時の風俗や流行が画面の隅々にちりばめられていてそちらの方も印象深かったです。中井貴一サンって父上に似てるなぁ~
Kunihiro

Kunihiroの感想・評価

3.5
原作はもっと深かったような。3 時間くらいにまとめてリメイク望む。
パクリ屋の詐欺に引っ掛かり大金を詐取された関野は責任を感じ自殺してしまう。その関野の無念を晴らすため、パクリ屋の正体を暴こうと奔走する関野の部下・萩崎。

犯人は誰なのか!?様々な人物が現れては消えていく。登場人物が多く関係性の整理に時間がかかってしまった。

パクリ屋の正体を暴くことが目的だった物語が、徐々に黒幕の正体を暴く物語に変わっていってしまい、焦点がぼやけてしまった印象。犯人はこいつだったのか!?的な驚きもなく、もやもやしたままエンド。
厚田雄春は架線を撮る天才。構図はいいが電話の一人芝居でしか話が進まず退屈。
松本清張原作のミステリーもの。
被抑圧者が底辺からのしあがって陰の実力者となるが、
その過程で犯罪に手を染めます。
この映画ではパクリ屋とよばれる手形横領事件をおこすが、
事件に巻き込まれた一会社員の佐田啓二が
友人の新聞記者と共に事件を解決してゆきます。

「君の名は」等、松竹メロドラマを撮っていた大庭秀雄監督作品だが、
同和問題関係で現代では映画化は難しいかも。