「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。」が、日本文学を代表する冒頭文なら、大衆文学を代表する松本清張の『眼の壁』の冒頭文は「六時を過ぎても課長は席に戻っていなかった。」という、サラリーマンにとっ…
>>続きを読む前年の「顔」、同じ年の「張込み」に続く松本清張原作の映画化作品。
出演の佐田啓二に、撮影が厚田雄春、テーマが経済や社会、ドキュメンタリータッチの作品ということで、60年の「いろはにほへと」を思い出…
慕っていた上司の突然の自死。その死の真相を追う電機メーカーの社員(佐田啓二)
捜査が進むにつれ、新たな被害者が続々と出てきて真相解明への道は険しくなる。
競馬マニアの刑事、多々良純。友人で共に真…
面白かった。自殺に追い込まれた上司・織田政雄のために仕事そっちのけで巨大な黒幕に挑む普通のリーマン佐田啓二がんばりすぎ。リアリティラインを超えておっぱじまるラストの銃撃戦の最中に響き渡る左卜全の呼び…
>>続きを読む普通のサラリーマン佐田啓二が慕っていた上司の死の真相を探るべく、刑事やブン屋ばりの地道な捜査を繰り広げるという男のロマン…よりも、織田政雄や多々良純などのほんわかジジイたちがことごとく消されていく悲…
>>続きを読む新文芸座で鑑賞。(松本清張原作映画の2本立て)
ある会社の課長が、3千万円の融資を受けるところ、3千万円の小切手を持ち逃げされて自殺するところから始まる。
舟坂という男が「政界ゴロ」とのことで、…
メロドラマじゃない大庭先生のサスペンス手堅く作っている(←なに偉そーにすんません)。織田政雄の自殺場所が電車でたどり着いたの山の中の線路沿いってはじまりから清張みるぞーってワクワクする。田舎までたど…
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