マックス・オフュルスの最高傑作との評判も聞こえる今作、期待して臨んでみたらまさに映画を見る至上の快楽が味わえる美しい傑作だった。
話は短編2本と中編1本で構成されているが、メインとなる真ん中の中編…
“ショット”の概念に於ける、最も究極的な支柱が、マックスとオズの映画の中にある、とコッポラは言っていた。
途方もなく長いショットを撮る男と、ごく短いショットを撮る男、その典型としてこの2人を挙げて…
長回しが長けりゃ長いほど高評価⤴
以下のモーパッサン原作の3編です。
①と③は短いです。
① Le Masque
② La Maison Tellier
③ Le Modèle
味わい深そうな気…
窓の外から中を撮るショットだったり、建造物を生かした奥行き・遠近感が光るショットだったり、空間の中に立体感をかんじさせる縦の配置だったり、ラストの方の強烈なインパクトだったり、終始カメラが面白い作品…
>>続きを読むすごく好きだった
快楽と愛、快楽と純潔、そして快楽と死
快楽故に、快楽に振り回される人間がどう生き何を幸福とするか
長回しが多く、映像として美しい。2話目の教会のシーンは詩の言葉の美しさを映像で見て…
1話目、ダンスホールの狂騒をとてつもないカメラワークでその空気感をいっさい取りこぼさず写し切る。
2話目、行きの汽車の中で靴下留めを渡してくる下世話なオヤジとの下世話な攻防から一転、馬車で横切って…
これも凄い。とても贅沢。
どうやってやってるのかなと思いました。セットをそのように設計しないといけないし、その撮影のためにセットを作っているので、カメラや動線のための美術のほうから考えていってるのか…