夏目漱石の原作はボンヤリとしか覚えてないけど、文学作品と言うよりはほぼ内輪ネタ身内ネタだよねアレ。だからつまりそもそも筋もへったくれもないし、猫の出番が少なくたって構わない。ただし当時は漱石門人とか…
>>続きを読む【精神病院にいるひとがまともなひと説】
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「君は九月上京の事と思ふ。神經衰弱は全快の事なるべく結構に候(そうろう)。然し(しかし)、現下の如き愚なる間違つたる世の中には、正しき人でありさへすれば…
胃が痛い作家はすぐれたスクリューボールの書き手でもあったのだ!という当時の映画人による解釈でもあるのかな、という感じ。猫をほとんど出さないのは、猫の視線そのものが観客及び映画作家の視線でもあるからか…
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