全て初めて見る画面なのに既視感めいた懐かしい感覚が芽生える凄さ。
他国の文化や風景であるのに根底で繋がっている人間の持つノスタルジーを刺激する。
一切反発することなく映像が、音が染み込んでくる心地良…
カプランオール監督の三部作を最初に観たのは今から数年前の10代の頃だった。その三部作の1作目にあたるこの「卵」だけ、最寄りのツタヤに置いてあったのに気づいた(背表紙が焼けて文字が薄くなっていて今まで…
>>続きを読むあらたなる天才に出会った。
今までに見たことのない描写・表現の数々。
トルコ映画と言うことで、日常や宗教観などなどの異文化と言う部分では、
タイの映画「ブンミおじさんの森」
イラン映画「別離」
…
言葉にできない映画で、観賞後は他に観たことないものすごい傑作だと思った。思わず立て続けに2回再生。
数年前に観て以来、好きな監督3人聞かれたら、必ずセミフ・カプランオールの名前を出すほど、何か衝撃…
失うことで初めてわかることがたくさんある。かけがえのないひとを亡くしたとしても、そのひとをめぐる記憶や関係がすべて消えるわけではなく、そのひとの意志は、それぞれにいろいろなかたちで受け継がれていく。…
>>続きを読むイスタンブールの都市で暮らしているユスフという壮年の男性が、母の訃報を受け、母の住んでいた田舎の故郷へ帰る。そこで、母と数年暮らしていたという遠い親戚の女学生と出会い、ふたりで母の死を弔う。その過程…
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