森の囁き、父の背中。沈黙の奥底で詩が産声を上げる、あまりに清冽な記憶の原郷。
セミフ・カプランオールが、孤独な詩人ユスフの幼少期へと遡り、父への愛と喪失を綴った三部作の完結編。ベルリンで金熊賞に輝い…
圧巻。カプランオールの3部作、これが断トツよかった。これまでのエリセ、アンゲロプロス、タルコフスキー、キアロスタミあたりのアート系参照優等生感がひと皮むけて彼の作家性がちゃんと確立されたように思える…
>>続きを読む【鑑賞メモ】
鮮やかな緑の木立。
こだまする鳥の歌声。
小さな木の船。
赤いバッジ。
ヴィクトル・エリセの『ミツバチのささやき』を初めて観た時の感じをなんとなく思い出した。観直して比べたら別物かも…
3部を見て思ったのが今年見る映画で一番難しい作品だろうなと思いました。
風景だけで感じ取らなければならないのは変わらずであり、感じ手によって思う事は変わってくる。
楽しむことができました。個人的には…
「蜂蜜」
カプランオール監督「ユスフ三部作」の最終章にて第60回ベルリン国際映画祭にて金熊賞を受賞した作品。最終作だが、時系列的には一番最初でユスフが子供の頃の物語が展開される。
金獅子を受賞し…
小学校低学年のユスフは一人息子で、お父さんが大好きだ。
でも、緊張するとうまく話せないので、学校でもみんなから馬鹿にされる。
家でもお母さんと話すときはダメだった。
お父さんは、飲めない牛乳も代わり…
残酷だけど優しさも滲み出ている、ユスフ三部作最終章である、幼年期と少年期の間のユスフのお話。
吃音で本読みが苦手で父にべったりなユスフ、彼のことを心配する母、彼にとって一番頼りになる存在である父、…