ただ、日本を良い方向へ向かわせようとしていただけだった。
けれども、道筋を間違えてしまった。
悪を正す為、悪が許せないが故、自身の悪、周囲の悪を力で説き伏せた、そして、自らが育てた力に押し潰された…
ひとつめのエンドロールが終わったあとの最後の数分を何度も繰り返して観た。
どうしても共感しきれないところと、でもなんだかわかる気がしてしまうところのふたつの虚しさがある。あの「よう言わんわ」が誰の何…
連合赤軍を題材にした映画の製作を推し進めている監督(大杉漣)が、当時を知らない若者たちを起用して、真に迫った作品の完成を目指していく。立松和平の原作小説を変則スタイルで映画化している、実録系ドラマ。…
>>続きを読む連合赤軍のあまりにも陰惨な崩壊課程を、映画撮影という劇中劇で描く、というややトリッキーな構成。この構成は、現代人たる我々への事件物語への導入の意味もあるのかもだけど、後半に徐々に無意味化していくので…
>>続きを読むみたー
おもしろかった
突入せよ!や実録!の2つの映画とは全く違う視点。新左翼ひとりひとりの役を演じるために新左翼ってどんなだったのかなと悩む演者達が知らず知らず新左翼的な言動になっていってしまう過…
あまりに良すぎる。篠原先生がこれとハネケの『ファニーゲーム』だけを観て『黙示録』作ったのもすべて納得した。比較すべきは『実録 連合赤軍 あさま山荘への道程』ではなく柳町光男の『カミュなんて知らない』…
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