[] 70点
小津遺作。いきなり赤白の工場煙突と赤白のドラム缶が並んでいて意識が飛びかける。え、ヴィットリオ・デ・セータ観てたっけ?というくらい綺麗な工場のショット(『浮草』評参照)。設定が196…
妻に先立たれた初老の男と結婚適齢期を迎えた娘の姿を描く。
娘の結婚を心配する父と、年老いた父や弟を心配して結婚に踏み切ることができない娘の関係は、『晩春』を想起させる。
かつての恩師であり現在はチ…
ホロリと心に沁みる熱燗と秋刀魚の様な映画。妻に残された初老の男の孤独との対峙。それを知ってか家をなかなか出ない娘。ここまで庶民的な家族関係を描写するのに長けた監督はいないだろう。津田作品の中で一番好…
>>続きを読む小津安二郎監督・共同脚本、笠智衆主演、コメディドラマ映画。松竹配給。
サラリーマンの平山周平は妻に先立たれ、長女・路子に家事の一切を任せて暮らしている。友人に路子の縁談を持ちかけられても、結婚はま…
©1962松竹株式会社