ポストマンの作品情報・感想・評価

「ポストマン」に投稿された感想・評価

なんと思わぬめっけもの!傑作でしょう。
ケビンコスナー主演の「ポストマン」を
軽くクリアするぐらいの
B級ファンにはたまらない内容でした。
素晴らしい!ブラボー!
主演が長島一茂というマイナス要素を逆に生かした
怒濤のクライマックスはありえなさすぎですごいです。
北乃きい目当てだけで観たんですがね。
でもヒットしないだろうねぇ。これ。
si

siの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

これは拾い物。素晴らしい。

映画運動論に忠実な映画である。また、クレイジーともとれる実直さで周囲を変えていく男が主人公というのも好み。

冒頭からあらゆる地形を自転車で疾走する郵便局員。毎日決まった経路を時間も正確にきっちりこなすことが町の人々の暮らしと共に示される。これがクライマックスの市民救助でしっかり活きる。危機を察する理由が、夕方に取り込めていない洗濯物を見つけたからというのが全く説明臭くなく、ハッとさせてくれる。しかもこの事件から親子の和解、郵便局での多少バカにされている立場の逆転も同時に進める話運びが実に見事である。脇役すら活かされるあのチームプレイ。
陰ではこんないい人だった、というのではなく、思ってた以上に生粋の郵便バカであることで一目置かれるというのがさらに爽快感を生む。あと迷惑かけて戻って来た後、謝ってる途中でルーティーンの時間になって、手紙に判子を押し出すシーンも無茶苦茶面白い。

また、亡き母親を思い出す回想シーンではカメラパンで時制を変えるテクニックが用いられるのだが、これが過去→現在。現在→過去、現在→未来はよく見るけど、これは初めてな気がする。しかも現在で回想してる人がチェンジするという高等テクニック。

あと、オープニングの手紙のやり取りが思わぬオチになるのも、あくまでオマケ程度なんだが、映像の叙述トリックとしては本当によく出来ている。手紙の内容も面白いけど、その後の手紙のやり取りも簡潔で粋。

ラストはまだ幼い息子の手紙エピソードを用いて娘と父親の和解、娘の決意を簡潔に伝えて泣けるのだが、墓参りで母親の名前を親子共に図らずも撫でてしまう、というのが本当に素晴らしい。こういう運動こそが映画のオチというものであろう。

撮影も照明はそうでもないけど、人物の並べ方が良かったり、人の出し入れに奥行きを巧く使ってたりと抜かりない。ドローンがない時代に空撮も要所要所で使ってて贅沢感が味わえる。

長嶋一茂も巧くはないが、凄く良い。愚直さと身体力が活かされた絶妙なキャスティング。もっと映画に出て欲しいと思わされた。

監督はテレビ中心の方みたいだが、ベテランみたいで相当映画好きな方なんではなかろうか?これがヒットしなくて映画はほとんど撮ってないみたいだが、こんな才能を放っておくなんて残念な話だな。
HK

HKの感想・評価

3.5
長嶋一茂主演、製作総指揮による日本映画。監督は「旅立ち~足寄より」などの今井和久。キャストは長嶋一茂、北乃きい、原沙知絵などなど

緑豊かで海に囲まれた田舎町である(架空の)千葉県房総町を舞台に、そこに存在している郵便局に勤める郵便局員の男海江田龍平と彼の息子や娘との進路を巡った問答などを軸に彼らの親子愛の再生や絆などをほのぼのに描く。

監督が松山千春の伝記的作品の映画監督を務めていたのが意外であった。確かにこの人の作風らしく、何というかロケ撮影中心の背景となる田舎の光景を瑞々しく映していてとても良かったと思います。

しかし、題材となるストーリーも何とよくありがちなドタバタコメディーでありながら、シリアスな所はシリアスに描いていて良かったと思いますね。ただ、扱う題材があまりにも地味なせいか興業作品として失敗してしまうのは頷けます。

映画を観ていますと、自分も郵便局で仕分けのバイトをやったことがあるのですが、ちゃんと仕分けの部分も含め実際の職場での手順と変わりなく、職場の雰囲気も遜色なく再現できているのでそこはとても良かったと思います。バタンコという配達用自転車などの存在もこの映画で知ることができて良かったと思います。

ただ、それ以外のキャラクターの作り方は、なんか典型的な2000年代の邦画でありがちなコミカルなキャラクターに落ち着いてしまっているのが残念と言いますかね。よくありがちな邦画の一つとして埋もれてしまっても仕方がない出来です。

それでも、決して観ていて退屈な作品でもなく、観れて良かったと思っています。何よりも制服姿の北乃きいが清純派っぽくて可愛いし、それだけでも絵になるので良かったと思いますね。

長島一茂の演技も悪くはないのですが、どうも無理して明るいしっかりとしたキャラクターを演じている感がしてしまいましたね。笑顔に覇気とか心が無いと言いますか、そこが残念。

まあ、よくある邦画ですが、観れて良かったと思いますよ。それ以上もそれ以下でもないけど。
ザン

ザンの感想・評価

2.7
つっこみどころは多すぎるが、一茂の迫力に免じて黙る。憲武に驚いた。
最愛の妻に先立たれ、娘・息子と三人で暮らす郵便局務めのポストマン(=長嶋一茂)。
そんな彼の己の信ずる正義を頼りに、愛馬(自転車!)を駆って″郵便道″を驀進(ばくしん)するって話☆

異常に片寄った″オレイズム″を家族、職場、町民に振り撒き、脇目も振らず猪突猛進するポストマン。当然、人の話は聞きません。なまじっか体力があるもんだから周囲も彼を制御不能。ほとんど暴力。
その姿は正に
″ロスインゴベルナブレス・デ・ムーヌス!″
(郵便界の制御不能な男って意味です)

本作を鑑賞前に「オーバー・ザ・トップ」を観たせいか、本作との恐ろしいほどのシンクロニシティを感じずにはいられません。
妻に先立たれた男、不器用ながらも良き父になろうと奮起しながらも空回り、人の話を全く聞かない強固なオレイズムのオーナー、手紙が重要なアイテム、異常な体力を誇り考えるより即行動の脳筋っぷり、そのくせ家族や周囲を上手く丸め込む狡猾さを持つなどなど。

上記の情報を鑑みるに、
″長嶋一茂 = シルヴェスター・スタローン説″が浮上してきます!!
まぁ、怖いヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!

ヒューマン・ドラマの皮を被った、サイコパス・ヒーローのビジランテ活動を描いた一本(* ̄ー ̄)☆



○キャスト○
海江田龍兵/長嶋一茂
海江田あゆみ/北乃きい
海江田鉄兵/小川光樹
海江田泉/大塚寧々
塚原奈桜子/原沙知絵
網元・番/竹中直人
岬中学校校長/古手川祐子
木下園子/野際陽子
郵便局長・玉井正一/田山涼成
郵便局員・大西/菊池隆則
郵便局員・竹内彩子/遠藤久美子
新米ゆうメイト/渡邉邦門
聾唖の町民・佐々木瑞恵/岡田絵里香
三ツ屋輝夫/犬塚弘
羽田薫/谷啓
薫の妻/高田敏江
自転車屋/木梨憲武
ひろ

ひろの感想・評価

3.5
一茂が奥さんに宛てた手紙のシーンは涙が溢れてきた、奥さんへの愛が凄い

田舎の年寄りが多い所には一茂みたいな郵便屋さんは必要だと思った
夢野猫

夢野猫の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

興行的に不評だったとか言う話が有るらしいが、割りと観られる映画だった。
ストーリーは、まァよく有る家族や仲間の絆だが、キレイ過ぎる程キレイに纏められているし、キャストも主役の長嶋一茂の力不足がかえってキャラクターの一途朴訥さにマッチしていた感じがする。
さらに脇を固めているのが、力量の有る役者陣で安定した演技を見せている。
犬塚弘の文通相手が谷啓だったり、自転車屋のオヤジに木梨憲武(実家が自転車店。もしかすると実家で撮影した?)を配したりと、遊び心も伺える。

ほのぼの系ファミリー映画好きの方にはお薦めです。
当作品で大赤字を叩き出し、共同製作・配給元である会社の代表が夜逃げして会社が潰れたという本作。
長嶋一茂が企画・製作・主演という地雷感が半端ないが、本人の演技以外はまぁまぁ…そこまで酷くはない気が…?物凄くあっさりと分かりやすいストレートな脚本で、ほのぼの系が好きな人はいいのではないだろうか。

まぁ私はほのぼの系が苦手なんですけど!←

長嶋一茂の演技の悲惨さも、不器用なキャラクターとして見てしまえば半分見れてしまうキャスティング。また、演技力のあるキャスト陣も少なくないので、そこに助けられている感も、逆に目立ってる感も相まってる。

物凄くチャリを漕ぐ長嶋一茂(どうやって箱根超えた)と、スタッフロールではしゃぎ回る長嶋一茂を見たい方が是非。

どうでもいいですけど、このページのAmazonリンク、ケビンコスナーのほうのポストマンになってますよー、スタッフー!
さくら

さくらの感想・評価

3.3
仕事でも家庭でも愛情に溢れている1人の郵便局員。
こんな素敵な人が今はもういないだろうな。と思った!
家族内では少し不器用で、でも真っ直ぐで…
最後はわかりあえて良かった!
ほっこりできる作品でした!
610

610の感想・評価

3.7
一茂イケメンだと思うんだけど。
思いの外、感動するいい映画だった。
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