先日、和久井映見目当てで見たドラマ「華岡青洲の妻」で和久井もよかったが田中好子の凄さに圧倒され、彼女の出ている作品を手に取ってみた。
阪神大震災のときの物語。
当時自分は隣県にいた。辛いシー…
音楽のストレート過ぎる使い方と鳴りっぱなし感、終盤希望に向かって全てが上手くまとまっていく演出的なやりすぎ感は苦手でしたが、誠実に作られた良作でした。特に震災描写はちゃんと金をかけてセットを立てた…
>>続きを読む特筆すべきはやはり前半部の震災描写であろうが、東日本大地震が水の震災であれば阪神・淡路大震災は火の震災であったとの記憶を呼び起こすのに充分過ぎる説得力と本気度、焦土と化した街の再現など今そこにカメラ…
>>続きを読むこれでもかというくらいに繰り返される空撮。神戸の町からゴルフ場へ。空撮という手段によって、1995年・神戸
(映画前半) と2000年・どこかのゴルフ場 (映画後半) が接続される。(震災の被害状況…
万田邦敏って小品の人かと思っていたが、こういう大作も撮れるのか。
瓦礫の中から救えなかった犠牲者の「手」が集会での感動的な「挙手」、そしてラストの感謝の「手」へと変化する。感傷を断ち切るドライな編集…