過去鑑賞。
井伏鱒二の原作『黒い雨』をあえてモノクロで映画化。
原爆投下後の悲惨さ、後々まで続く苦しみは伝わってくる。
が、田中好子演じる主人公のひたすら耐え忍ぶキャラはちょっと美化しすぎだし、意…
被爆者が描いた絵でよく見られる焼け爛れた手の皮膚をぶら下げたまま彷徨う人々の描写が恐ろしかったのと同時に、これほどの表現も現実に比べればまだ甘い方なのだろうと感じた。
悠一の特攻フラッシュバックの…
原爆の被害と戦後にも続く人々の苦しみを描いた作品。
目を背けたくなるようなリアリティのある、広島の被害や死にゆく人々。
PTSDについて描かれているのに驚いた。症状もリアリティがあり、戦争の爪痕を…
こういう表現はあまり好きじゃないけど、これは「見なければいけない作品」の一つ。被害を受けた側が差別されてしまうという人間の性と集団の暴力。戦争や非常事態はこういうところまであぶり出す。田中好子さんが…
>>続きを読む原作未読。縁談。布団爆弾。「成功〜」。石像。時報。葬式。戦争そのものは終わっても人々の苦しみ痛み悲しみは続く。当然のことながら、戦争って怖いな…と観ていて痛感させられた。「正義の戦争より不正義の平和…
>>続きを読む田中好子の『黒い雨』
なんか、新しい映画の気がしてましたが、公開してからは40年近く経つのですね。
原作の『黒い雨』は読んでいなかったのですが、体の中にはいつまでも、戦争が続いており、それが、大きな…