ヒロシマナガサキの作品情報・感想・評価

ヒロシマナガサキ2007年製作の映画)

WHITE LIGHT/BLACK RAIN: THE DESTRUCTION OF HIROSHIMA AND NAGASAKI

製作国:

上映時間:86分

ジャンル:

3.9

「ヒロシマナガサキ」に投稿された感想・評価

AM

AMの感想・評価

4.5
日本とアメリカ、両方の視点から原爆投下を、可能な限り公平に描かれている。だからこそ揺さぶられる。日本で戦争を語る時、被害者としての側面が際立ち、日本という国が他国に対して何をしてきたか「加害」の側面が薄ぼんやりとする。そこまでをしっかり見ようとしないと、きちんと戦争を知ることにはならないと思ってきたが、そのことに正に答えるような作品だった。
くぅー

くぅーの感想・評価

4.4
広島平和記念資料館と長崎原爆資料館を見学した時、知らず知らずのうちに涙が滴り落ちてたが、全く同じだった。

とにもかくにも力強く訴えて来るドキュメンタリーである。

「戦争を早期に終結させ、日米両国の命を救った」・・・この表現には違和感を覚えるかもしれませんが、本作を心して見て、それぞれに感じ取って、いろいろ考えることから、平和が始まる気がした。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

4.0
2015/8/13鑑賞(鑑賞メーターより転載)
当日の天候によっては自分の出生に少なからぬ影響を与えたはずの長崎の原爆の存在を改めて考える意味で、あえてこの時期に鑑賞。冒頭の悲しすぎるまでに無知な若者、現実だったという認識すらおぼつかなくなるような凄惨な経験を語る人々など、いま一度原爆が残したものを確認し強く心に留め置くことは出来た。非常に真摯に作られた力作ではあるが、ただこの内容を最も伝えたかったであろうアメリカ人がどれほど真意を理解したか...向こうでの評価が極めて少ないことを見るに、製作者の努力は徒労だったのではという無念さばかりが残る。
トムクルーズ「……… ヒロシマナガサキ………

コラテラルを観れば解るよ‼️
TAB

TABの感想・評価

4.3
「核のことを知っていたら、核を落としちまえなんて言わない。本当に知ってるやつならな。もし、そんなこと言う奴がいたらそいつは核の恐ろしさを何も知らない奴だ。」
9条なんていらないなんて、この映画を観たあとに言える人はいないでしょう。
僕自身核には核を、抑止力がないとダメだろ、みたいな考えでしたが、考えが変わりました。
結構衝撃的な映像が多いですが、これが核の現実なんですね、一度広島に行かなくては(^^;;
paradX

paradXの感想・評価

5.0
この映画にスコアは付けられない。
私にはできないしそんな必要ない気がする。

そう思っていたけれど、スコアをつけることでこの映画を観る人が増えるのならそれはきっとやるべき事なんだろう

卒業旅行前に観られて良かった
東雲

東雲の感想・評価

4.0
こういった題材のものは、どちらか一方の意見にスポットが当たりがち。
その点これは両方の声があって新鮮な感じがした。
なかなか興味深い作品。

崇敬するIホール初代総支配人様㉛

如何なる戦争映画を以てしても、この作品の生の証言には決して及ばない…
男性が見ても恐ろしくて目をそむけたくなるシーンも…
私の中で今までもこれから先も、最も影響力のある反戦作品。
CryingWolf

CryingWolfの感想・評価

4.1
身を背けたくなるけれど、背けてはならない。絶対に。
過去を学び、今を考えなければ。
いろんな視点を交えつつ、伝えるべきことはきちんと伝えているところに好感。
undo

undoの感想・評価

4.0
見よ、滅びの火柱に焼かれた記憶を。

※このレビューには残酷な描写の記述があります。

第二次大戦中、広島と長崎に投下された原子爆弾にまつわるドキュメンタリー。
監督は、アカデミー短編ドキュメンタリー賞を受賞したこともある、日系三世のスティーヴン・オカザキ。

子供の頃から、さまざまな形で目にし耳にしてきた戦争の歴史。
その中でも、特に強く心に刻まれている原子爆弾という恐怖。
「いしぶみ」を観る前に、その記憶を揺り覚ましてみよう。簡単に忘れてはいけない、その記憶を。

被爆者の方や、エノラ・ゲイの搭乗者たちなどへのインタビューを中心とした構成。
その中には、在校生620人の中、唯ひとり生き残った女性や、「はだしのゲン」の作者、中沢啓治先生の姿も。

当時のニュース映像、戦闘中に撮影された映像などを交えながら、どちらに偏ることもなく、淡々と、しかし生々しく「何が起きたか」が語られる。

降り注ぐ白い光と黒い雨。
巨大な火柱、キノコ雲。
摂氏5000度の焦熱地獄。
黒焦げの子供。
首の無い子をおぶる母親。
阿鼻叫喚の地獄絵図。
これはすべて現実。

地獄というのは、罪により辿り着く場所のはず。
本来、行く必要の無い地獄に迷い込み、亡くなられた方々に、心からの哀悼を。
その中で、生きる勇気を選んだ方たちに心からの尊敬を。

口々に、後悔や自責の念を否定するエノラ・ゲイの搭乗者達。
彼らがやらなければ、他の誰かがやっていた。
彼らは彼らで、十字架を背負っている。


現代においても、終わらない戦火。
思想が違うというだけで、自らがより良い生活を送りたい、というだけで、無差別に同種を焼ける生きものがここにいる。

その生きものは、自らを焼いた者の心中を慮って涙することもできるという。
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