原作者の井伏鱒二が暮らした杉並区の中央図書館で鑑賞。
8月6日の広島の惨状と黒い雨、その後の原爆症と差別に苦しむ様子が良く描かれている。
田中好子さんのお風呂の場面で、原爆症により髪が抜ける場面が綺…
娘(せいかくには姪だが)の結婚を心配する夫婦と、自分がいなくなった後の夫婦を心配する娘という、ある意味で「古典的」な家族が主役なわけだが、そこに容赦なくそして不条理に、原爆と放射能という巨大な暴力が…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
正義の戦争より、不正義の平和
原作は井伏鱒二
「あの丘に、五彩の虹が架かれば、やす子は助かるのだ」という父親の言葉は、今まで見たセリフの中で一番切実だった
広島に住んでいた人達が、移住先の岡山で暮…
言葉を失う
普通に生きていた普通の人々
これは日本に限らず、アメリカ人であれロシア人であれウクライナ、パレスチナ、イスラエル他どこの国も同じ
連なる連なる戦争に巻き込まれた人、普通の人たちの悲しみ苦…
・ジャンル
戦争/ドラマ/悲劇
・あらすじ
昭和20年(1945年)8月6日
米軍により広島県へ原爆が投下された
爆風で電車さえも崩壊しキノコ雲が立ち上る
時計には針の影が焼き付き、空からは黒い雨…
映画の内容はというと原爆後の広島の人達のお話。
面白いところもあったりするのだけど常に原爆の事が頭の隅にある。
爆撃後の描写はかなりキツくしかめるような顔で見ていた。
観終わった後しばらく何も…