映画史上初の長編映画でありながら映画史に残る最大の問題作
アメリカ映画の父と称される、DWグリフィスによる大ヒット作品である今作だが、黒人を一方的に悪とし、黒人差別主義的秘密組織であるKKKを正義…
アメリカ初の長編映画。歴史に残る重要な作品のひとつとして鑑賞。
映像としては想像より見やすく、それに驚いた。
ただやっぱりストーリーはしんどい。
黒人差別を肯定し、白人至上主義秘密結社KKKを英雄と…
黒人を獣のように描いていたところが痛ましい。それと同時にKKKを正義として描いていたことも。
でも当時生きてたらきっとちがう見方をしてるんだろうな。ただこの映画が酷い、怖い、ダメだ!と思えて言える…
史実がどうであれ、物語と映像の力を用いて白人至上主義団体のKKKを美化し、その活動を正当化しようとするようなきらいがあるため、決して無批判に受け止められるべき作品ではないし、"危険な映画"である(歴…
>>続きを読む『國民の創生』(1915)
原題:The Birth of a Nation
物語は南北戦争直前からその後の時代を背景に、南部と北部の二つの家の人々がそれまで親しくしていたにもかかわらず敵対して戦…
このレビューはネタバレを含みます
南北戦争、奴隷解放、リンカーン暗殺、KKKの誕生……アメリカ激動の時代を描く超大作。アメリカ初の長編映画でもあるらしい。ただ途中まではいいけど、KKK誕生の少し前あたりからおやおやと思う描写が増えて…
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