監督 溝口健二
原作 吉川英治
主演 市川雷蔵
撮影 宮川一夫
大映カラー總天然色映画
屋外ロケ、膨大なエキストラ、造り込み豊かなセット、色彩に富んだ衣装、絢爛な美術に目を奪われる。
とは言え、や…
溝口健二に駄作なし。
けれどこの平忠盛〜清盛・親子を中心にした歴史物語の映画化は、ちょっと苦労した痕も見受けられる。
歴史的にはこの後、もっと力を持っていく武士たちのその直前の息吹みたいなものを…
映画自体は源氏物語のエピソード0という感じ
木下恵介の演出も他作品に比べて平凡だし決して面白くはないんだけど
ハイレベルな美術が最後まで観せてくれる
隅の隅の隅まで拘り抜かれたセットにはウットリさ…
二度ほど回想が挟まれるが特に市川雷蔵出生の秘密が語られる場面での、小暮実千代のもとを赤い着物を頭に被りながら逃げる男を追いかける流れるようなショット、その後に繰り広げられる柳永二郎と大矢市次郎の会話…
>>続きを読む時代を感じさせる時代映画。
昔の映画らしい大仰さが特徴と言えば特徴。
ただ、昔の歴史物を観るとわりと感じることだけど、やっぱり古典的過ぎて新鮮さとかは皆無。
まぁ、実際昔の映画なのだから仕方がないっ…
総天然色
冒頭からスケール感があって期待感が膨らむ 美術も悪くなく大映の気合を感じますね
まぁしかしその他についてはイマイチですかね
役者の演技は時代を考えればこんな感じかなとは思いますが気になった…