オリヴェイラもやっぱり歳ね、時代についていけてないわ、と思った作品。
今更驚くまでもなく、今時珍しく正調にアナクロであるところが美点だったのでしょうが、この映画ではラストでその悪い面が見事に露呈し…
前半は「永遠と一日」的な雰囲気。世界史が好きな自分にとっては今更感の話ばかりだったけど、正直西欧中心主義すぎるな。役柄といえども母親は歴史教授という設定なのに、娘にこんな説明するかね?全体的にかなり…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「天国に違いない」でワーキャー言ってたら、「全然アプローチは違うけど、各都市を回る映画としてこれもオモロイ」と土井に推され、鑑賞。見方によってはつまらなくなる、とも言われたので、心をオープーーンにし…
>>続きを読む朝霧にすいこまれてゆきそうな船の上から、まさに魅惑の地の遍歴がはじまる。
悲しき人間の歴史は未だ哀しみをはらみ 、もう一度バベルの塔からやりなおしたらあるいは。そんな疑問を投げかけられてもあっさり、…
ポルトガルの巨匠、マノエル・ド・オリヴェイラの作品に挑戦したが、多分まだ1回では十分理解できていないので(2回目でやっと理解できた)アンゲロプロスとかと同じように数年してもう一度観たらちゃんとわかる…
>>続きを読むノブレス・オブリージュ。その名の通り"歴史"の映画。敗者への温かな視線はヴォネガットのそれと同じで感慨深くなってしまう。ラストの驚きの展開には拍子抜けしてしまうが、"祈り"の映画として、その素朴さが…
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