岸惠子と淡島千景、どっちを選ぶ?
究極の選択!
1956年に不倫ネタ、
しかもサスペンスフル。
岸惠子のモダンな輝きと、
戦友や戦後家庭の重苦しさの対比が強烈。
そして、
日常の繰り返しに漂う…
不倫を題材にした小津安二郎としては異色作になっています。
ウィキペディアに『池部と岸にとっては唯一出演した小津作品であり、同じようなキャストを使い続けた小津にとっては異例であった。』とあり、積極的に…
ここでの杉(池部良)って、戦争を経験した世代の死生観が反映されてのことかもしれないけれど、共感性が欠落しながら日常にとけこんで生活する青年像がそこに提示されている気がして、それはこんにちにおいてもア…
>>続きを読む【契約によって生じる義務と安定】
戦争帰還者が現役勤労中の昭和。
蒲田に住む杉山は、丸ビルに勤めるハンサムなサラリーマン。幼い息子を亡くしており、大恋愛の末に結婚した昌子との関係は冷えきっている…
小津安二郎作品
そもそも小津監督作品はどれも水準が高くて
映画として見応えがある前提で
同じ小津作品と比較したら今作はどのくらいか
という目線になってしまって
そうすると話の筋としての好む好まざ…
会社勤めの主人公が不倫や職業の違う戦友たちとの交流、友人の死や転勤の打診を機に「大人」になる話。
冒頭から庶民的な家屋と隣人のえずきで始まり、これまで見た小津作品の中でも割と庶民的で汚さやだらしな…
松竹株式会社