原作の言わんとすることや独特の静かさをかなりちゃんと汲み取っていて配役も自然で、原作物の映画の中ではかなり良いのではないでしょうか。
他の方の言うように、展開が急すぎたり、逆に一つ一つのシーンは間延…
こういうストーリーって、大体抵抗し始める事が多い様に感じるのだけれど、こちらは従順で静かで、他の映画にはない洗脳教育の怖さもありました。
ドラマから入ってしまったけれど、映画の方が尺ちょうどいいな…
こことは異なる世界で産まれたときから臓器提供の決まっている過酷な運命の子供たちを描くカズオ・イシグロ氏原作、日本でドラマ化もされました
倫理観とかそういうのすっ飛ばして、SFと言っていい設定を踏ま…
[ひとつとして同じ生なんてない]
映画を見ている途中も、見終わった後も、原作者の伝えたかったメッセージは何なのかが明確には分からなかった。
でも、ただひとつだけ言えるのは、
生きている意味は他…
原作は今年のノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏。う~ん、ただの道具にさえ愛着を持って接する俺から言わせれば、臓器移植のためだけに人工育成されたクローン人間とか人道的に許されんだろう。一卵性双生児に個…
>>続きを読む逃れられない閉塞感、虚無感、孤独といった形のないものを描いている。主役の3人とシャーロット・ランプリングはアカデミー賞ノミネート経験のある実力者揃いで、この組み合わせと持ち味の佇まいが世界観に合って…
>>続きを読むノーベル文学賞記念で自身のコレクションDVDを再鑑賞。
今をときめく3人の共演で時間の経過を感じない。2010年の東京国際映画祭コンペに並ぶも無冠。カズオ・イシグロの原作世界を逸脱することのない端正…
カズオ・イシグロの傑作
「介護人」として生きるキャシーが寄宿学校ヘールシャムとその後のコテージ、今につながる生活を回想する。
少年少女の三角関係を軸に物語は進むが、その関係はほとんどロマンスを与えて…
"あなたと一緒に座りたいから"
その事実だけでいい世界線が彼らにあれば。
存在も概念も目の前のそれがお互いにとっての本物でいいと思うけど、別の自分じゃない誰かだったり選択肢だったりがあるとしたら、…